宮崎県東臼杵郡諸塚村の南川地区に鎮座する「吉野宮神社」♪ 室町時代中期、旅の途中に盗賊に襲われて命を落とした位の高い盲僧の霊を、村人たちが祀ったことに始まると伝えられる、由緒ある神社です。
目の神様「座頭神(ざとうがみ)」としても親しまれ、毎年3月28日には宮崎県北部の春の三大祭りのひとつに数えられる例祭「座頭神祭」が行われます。諸塚村の信仰と歴史を静かに体感できる、貴重なスポットです♪
この記事のポイント
- 室町時代中期、盲僧の霊を祀ったことに始まる由緒
- 目の神様「座頭神」として親しまれている
- 例祭「座頭神祭」は毎年3月28日(春の三大祭りのひとつ)
盗賊に襲われた盲僧の霊を祀る由緒
吉野宮神社の始まりは、室町時代中期(1484年頃が有力とされています)にさかのぼります。以来、諸塚村南川地区の人々によって大切に守り継がれてきた神社です。
公式サイトの説明によると、次のように語り継がれています。
- この盲僧は吉野朝廷(南朝)の密命を帯びて、阿蘇の菊池一族を頼る旅の途中だったとされ、諸塚村と北郷村(現在の美郷町北郷区)の境の峠で盗賊に襲われたと語り継がれています。
- 年代には1379年説と1484年説があり、1484年説が有力とのことです。
- 神社名の「吉野宮」も、南朝ゆかりの大和国吉野と関わりがあるのでは、と公式サイトでは触れられています。
目の神様「座頭神」として親しまれる信仰
吉野宮神社は「座頭神(ざとうがみ)」という別名でも知られています。御祭神が盲僧であったことにちなみ、古くから目の神様として信仰されてきました。目の健康を願う参拝者の心のよりどころとして、諸塚村の暮らしに根づいてきた信仰のかたちです。
境内に残る享保19年建立の供養塔
境内には享保19年(1734)に建立された古い供養塔が今も残されています。江戸時代から受け継がれてきた祈りの証であり、諸塚村の長い歴史をひっそりと物語る貴重な史跡です。
宮崎県北の春を彩る例祭「座頭神祭」
毎年3月28日に行われる例祭「座頭神祭」は、村人たち手作りによる荘厳な祭事。宮崎県北部の春の三大祭りのひとつに数えられ、諸塚村ならではの信仰と歴史を体感できる貴重な機会として、地域で大切に受け継がれています。
豊後の本草学者・賀来飛霞の『高千穂採薬記』には、この伝説の記述と供養塔のスケッチが残されています。物語は「吉野宮物語」として語り継がれ、平成14年(2002年)には五味太郎氏の絵による『絵本・吉野宮物語』も制作されました(諸塚村観光協会「もろつかナビ」)。
参拝の際に
吉野宮神社の参拝可能時間については、公式サイト上に記載が見当たりません。訪れる際は、事前に諸塚村観光協会へお問い合わせいただくと安心です。
地域の方々が大切に守り継いできた神社ですので、静かな気持ちでの参拝を心がけましょう。

知っておきたい豆知識

もろつかナビによると、次のようなことが紹介されています。
- 村人たちは盲僧の霊を「吉野宮」として、500年以上にわたって祀り続けてきました。
- この話は「吉野宮物語」として語り継がれており、北方町の松田仙峡氏の著作があります。
- 平成11年(1999年)には五味太郎氏が「吉野宮物語」の絵図とビデオを制作したことも紹介されています。
よくある質問
「座頭神」とは、どんな神様ですか?
もろつかナビによると、吉野宮神社で祀られているのは、旅の途中で盗賊に襲われた盲僧の霊で、「座頭神(ざとうがみ)」とも呼ばれます。目の神様として信仰されています。
座頭神祭はいつ行われますか?
もろつかナビによると、毎年3月28日、盲僧の命日に行われます。「座頭さん」とも呼ばれ、目の神様を崇める村人たちの手作りによる祭りです。宮崎県北部の春の3大祭りのひとつとされています。
こんな人におすすめ
- 目の神様「座頭神」に願掛けをしたい人
- 室町時代から続く由緒ある神社の歴史に触れたい人
- 毎年3月28日の例祭「座頭神祭」にあわせて訪れたい人
- 享保19年建立の供養塔など地域の史跡めぐりが好きな人
基本情報
| 名称 | 吉野宮神社 |
|---|---|
| 別名 | 座頭神(ざとうがみ) |
| 所在地 | 宮崎県東臼杵郡諸塚村南川地区 |
| 創建 | 室町時代中期(1484年頃が有力) |
| 境内の史跡 | 供養塔(享保19年/1734年建立) |
| 例祭 | 座頭神祭(通称「座頭さん」。毎年3月28日は盲僧の命日にあたるとされる) |
| お問い合わせ | 諸塚村観光協会 0982-65-0178 |
※最新情報は公式サイト(もろつかナビ)等でご確認ください。
アクセス
- 所在地:宮崎県東臼杵郡諸塚村南川地区
- 参拝可能時間の記載は公式サイト上にないため、諸塚村観光協会(0982-65-0178)へ事前にご確認のうえお出かけください

地図
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開催時期や見頃の目安は、年中行事・イベントカレンダーでも確認できます。
まとめ
吉野宮神社は、盗賊に襲われた盲僧の霊を祀ったことに始まる、諸塚村南川地区の由緒ある神社。目の神様「座頭神」として、また境内に残る享保19年建立の供養塔からも、地域の長い信仰と歴史を感じることができます。
毎年3月28日の「座頭神祭」は宮崎県北部の春の三大祭りのひとつ。諸塚村の歴史と文化にふれたい方は、ぜひ足を運んでみてください♪

