門川町「枇榔島」♪世界最大のカンムリウミスズメ繁殖地・国指定天然記念物の無人島【見どころ・観察クルーズ】

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枇榔島
アイキャッチ画像: 国土地理院 シームレス空中写真を加工して作成

宮崎県東臼杵郡門川町沖合約6kmに浮かぶ無人島「枇榔島(びろうじま)」♪ 国の天然記念物で絶滅危惧種のカンムリウミスズメが集まる国内最大級の繁殖地(門川町は「世界最大」と紹介)で、国指定鳥獣保護区に指定された島です。

上陸はできませんが、観察クルーズで洋上から観察することができます。

この記事のポイント

  • カンムリウミスズメの国内最大級の繁殖地(門川町は「世界最大」と紹介)
  • 国指定鳥獣保護区のため上陸禁止。洋上から観察する
  • 観察クルーズは2月〜4月(3月がベスト)。渡船業者へ事前予約

国内最大級ともいわれるカンムリウミスズメの繁殖地

門川町の紹介ページによると、枇榔島を最大の繁殖地とするカンムリウミスズメは、昭和50年(1975年)6月26日に国の天然記念物に指定されました。

環境省九州地方環境事務所のお知らせ(2011年2月3日)によると、枇榔島と小枇榔は平成22年(2010年)11月に国指定鳥獣保護区に指定され、枇榔島はカンムリウミスズメの国内最大規模の繁殖地であり、オオミズナギドリ、アナドリなどの海鳥やカラスバトなどの生息地としても重要な島とされています。

一方、門川町の観光紹介ページや門川町観光協会は「世界最大の繁殖地」と紹介していて、出典によって表現が異なります。面積は約4.12ヘクタールの小島です(門川町の観光紹介ページ)。

上陸禁止・観察クルーズで洋上から

枇榔島は保護区のため一般人の上陸は禁止されています。

門川町では2月〜4月(3月がベストシーズン)に、渡船を使った観察クルーズを実施しており、洋上からカンムリウミスズメの姿を観察できます。渡船業者(乙島丸・知幸丸・功丸・磯八丸など)への事前予約が必要です。

枇榔島周辺の空中写真
枇榔島(写真中央の小島)と門川町沿岸一帯の空中写真(出典:国土地理院 シームレス空中写真)
枇榔島(門川湾沖に浮かぶ枇榔島)
門川湾沖に浮かぶ枇榔島(写真:Tremblay.typea(Wikimedia Commons, CC BY-SA 3.0))

基本情報

名称枇榔島(びろうじま)
所在地宮崎県東臼杵郡門川町沖合(門川湾沖約6km)
面積約4.12ヘクタール
指定国指定天然記念物(カンムリウミスズメ・昭和50年指定)/国指定鳥獣保護区(2010年11月指定)
観察クルーズ2月〜4月開催・3月がベストシーズン(渡船業者へ要予約)
注意上陸禁止。洋上からの観察クルーズのみ
アクセスJR門川駅から車で5分+渡船で20分(門川町の観光紹介ページ)
お問い合わせ門川町観光協会 TEL 0982-57-4110/門川町 地域振興課 商工観光係 TEL 0982-63-1140

※観察クルーズの最新情報・予約は門川町観光協会公式サイトでご確認ください。

動画で見る

動画:#5 枇榔島でカンムリウミスズメの調査|海と日本PROJECT in みやざき(【休止中】海と日本プロジェクト/YouTube)

地図

見どころ・楽しみ方

門川町の紹介ページ(枇榔島・カンムリウミスズメ、2017年12月作成)によると、枇榔島は最も近い陸地まで3kmの距離にあり、火山活動によってできた島です。

柱状節理の切り立った断崖絶壁が特徴で、黒潮の流れが絶好の釣り場を生み、「磯釣りのメッカ」として知られています(門川町の観光紹介ページ)。

同じ紹介ページでは、カンムリウミスズメは、首から頭にかけて黒く、頭のてっぺんは円形に白く、その上を覆うように額から黒い羽があります。これが冠のように見えることから、この名がついたと説明されています。

季節ごとの楽しみ方

枇榔島の観察の時期:観察クルーズは2月〜4月(3月がベスト)、カンムリウミスズメが産卵のため島に集まるのは毎年3〜4月ごろ、を1月から12月の帯で示した図
観察の時期(門川町・門川町観光協会をもとに作成)

カンムリウミスズメは、毎年3〜4月ごろ、産卵のために枇榔島に集まってきます。

門川町観光協会の体験のページ(2025年1月14日付)には、この年度の最初の観察となった1月14日(海外からの11名)では見つけられなかったとあり、「見る確率が上がるのはやはり3月でしょうか」と書かれています。

同じページには、必ず見られるという保証があるわけではないことも明記されています。

知っておきたい豆知識

  • 島の名前の由来:門川町の紹介ページによると、明治時代の「日向地誌」に、かつて枇榔樹(びろうじゅ)が多く茂っていたので枇榔島という名になったと書かれています。
  • 別名は「美女ヶ島」:「神武天皇の軍船が一頭のクジラをしとめようとすると、クジラは美女に変身して助けを求めた」という伝説にちなんだ呼び名と、門川町の観光紹介ページで紹介されています。
  • 門川町の「町の鳥」:カンムリウミスズメは、平成17年(2005年)10月1日に門川町の町の鳥に制定されました。
  • 環境省の調査(2026年3月):環境省九州環境局の調査同行の記事(2026年3月21日)によると、カンムリウミスズメは環境省レッドリストの絶滅危惧II類に掲載され、国内最大級の繁殖地と考えられています。島はオオミズナギドリなど貴重な鳥類の生息・繁殖地にもなっています。専門家による繁殖状況の調査では、岩の割れ目や岩と岩のすき間で卵や抱卵する親鳥が確認されました。ヒナは生後1〜2日で親鳥に連れられて海へ飛び立つと、同記事は伝えています。

よくある質問

観察クルーズの時間と料金は?

門川町観光協会の体験のページ(2024年1月30日付・2025年1月14日付)では、所要時間は1時間30分で、3名からの出航とされています。3名以上だと1名4,500円とあります。

少人数の場合の料金は、ページによって書き方が異なりますので、船長に直接ご確認ください。

予約はどうすればよいですか?

観光協会のページでは、渡船の船長に希望日を電話で伝えて時間を調整する方法が案内されています。決まった時刻表や予約日はありません。渡船の電話番号は門川町観光協会の枇榔島のページに載っています。

電車で行くときはどうすればよいですか?

観光協会の体験のページでは、JR門川駅から各渡船まで約5分、日向市駅からはおおよそ車で20分と案内されています。門川町の観光紹介ページでは、JR門川駅から車で5分、そこから渡船で20分と紹介されています。

島に上陸することはできますか?

国指定鳥獣保護区のため、一般の上陸はできません。環境省の記事にある上陸は、専門家による調査のためのものです。洋上から観察クルーズで眺めましょう。

こんな人におすすめ

  • 絶滅危惧種カンムリウミスズメなど、珍しい海鳥を間近で観察したい野鳥好き・自然好きの人に
  • 2〜4月開催の観察クルーズという特別な体験をしてみたい人に
  • 乙島など門川町の島めぐりをあわせて楽しみたい人に

開催時期や見頃の目安は、年中行事・イベントカレンダーでも確認できます。

まとめ

枇榔島は、国内最大級(門川町は「世界最大」と紹介)のカンムリウミスズメ繁殖地として国が守る貴重な無人島。上陸はできませんが、観察クルーズに参加すれば洋上から貴重な野鳥の姿に出会えます。同じく渡船で行ける乙島とあわせて、門川町の島めぐりを楽しんでみてください♪

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枇榔島

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