「祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク」♪ 延岡市の紹介ページによると、2017年6月14日にパリで開かれたユネスコの国際会合で、祖母・傾・大崩山系地域のユネスコエコパークとしての登録が決まりました。
ユネスコエコパーク(生物圏保存地域)は、生態系の保全と、自然と人間社会の共生を目的に、1976年からユネスコが行っている事業です。延岡市には、その核心地域の大崩山や、行縢山・北川湿原などの見どころがあります。
この記事のポイント
- 2017年6月に登録・大分県と宮崎県の6市町にまたがる
- 延岡市は「行縢」「北方」「北川」の3つのゾーン
- 核心地域の大崩山、行縢山、北川湿原、神さん山など

見どころ・楽しみ方
- 大崩山(核心地域):延岡市の紹介によると、標高1,644mの花崗岩の山で、春のアケボノツツジや夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪と、四季折々に姿を変えます。上級者向けの山です。詳しくは大崩山の記事をどうぞ。
- 行縢山(緩衝地域):延岡市の紹介によると、雄岳と雌岳からなる標高829.9mの山で、落差77mの行縢の滝は「日本の滝百選」です。照葉樹林がまとまって残る行縢山周辺は、ユネスコエコパークの緩衝地域とされています。市街地から15分程度で行けます。行縢山の記事もあります。
- 神さん山:延岡市の紹介によると、祝子川温泉美人の湯から大崩山の登山口に向けて約500mの場所にある、高さ20mを超える巨石の山です。ホオリノミコト(山幸彦)が過ごした岩屋という伝説があります(神さん山の記事)。
- 北川湿原:延岡市の紹介によると、家田湿原(18ヘクタール)と川坂湿原(2ヘクタール)の総称で、絶滅危惧種など希少な動植物が50種類以上生息しています(北川湿原の記事)。
- 鹿川キャンプ場:延岡市の紹介によると、鹿川渓谷の上流にあり、周辺に鹿川渓谷・比叡山・鉾岳・鬼の目山があるため、アクティビティの拠点として知られます。鬼の目杉やツチビノキなど希少な植物を知る重要な活動拠点でもあります(鹿川キャンプ場の記事)。
このほか、鬼の目山・パックン岩・祝子川温泉も、エリアの散策の目的地になります。情報を集めるなら、ユネスコエコパークの拠点施設として2025年にリニューアルしたホタルの館が便利です。
季節ごとの楽しみ方
- 春:大崩山の山開きが4月にあります(延岡市の大崩山の紹介)。鹿川キャンプ場の周辺には、春にツクシアケボノツツジを見に多くの登山客が訪れます(延岡市)。
- 初夏:北川では、5月下旬から6月中旬ごろにゲンジボタルが舞います。北川のホタルの記事をどうぞ。
- 秋:北川湿原のコウホネは、11月頃まで観賞できます(延岡市)。鹿川渓谷では、紅葉も楽しめます。
- 冬:祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク推進協議会の登山のページによると、大崩山は特に冬期にルート上の岩場が凍るなど大変危険なので、できるだけ控えるよう呼びかけられています。
知っておきたい豆知識
- 3つの地域:延岡市によると、ユネスコエコパークには、自然を厳格に保護する核心地域、核心地域を保護する緩衝地域、人が自然と調和して暮らす移行地域の3つがあります。
- 世界自然遺産との違い:延岡市によると、手つかずの自然を守る世界自然遺産とは異なり、豊かな自然や生態系を守りながら、文化・経済・社会の持続可能な発展を目指すモデルです。
- エリアマップ:延岡市の紹介によると、市内のエリアを「行縢」「北方」「北川」の3つのゾーンに分け、おすすめスポットを紹介した「のべおかユネスコエコパークエリアマップ」があり、道の駅や市役所などで配布されています(2021年のページの記載)。
- 絵本とマンガ:延岡市には、啓発絵本「のべおかのパックン岩」や啓発教材「大崩山のオークエさん」、漫画版の解説冊子があります(延岡市)。
- 県境をこえたつながり:延岡市の紹介によると、登録をきっかけに、宮崎県の延岡市・高千穂町・日之影町・五ヶ瀬町と、大分県の佐伯市・竹田市・豊後大野市が「大規模災害時における相互応援協定」を結びました。
- 登録1周年:2019年1月27日に、登録1周年記念のシンポジウムが開かれました。来訪者が増えているため、受け入れ態勢の不足も課題に挙がりました(延岡市の紹介)。
よくある質問
ユネスコエコパークとは何ですか?
延岡市の紹介では、生態系の保全と、自然と人間社会の共生を目的に、1976年からユネスコが始めた事業とされています。
登録されたのはいつですか?
2017年6月14日に、パリのユネスコの国際会合で登録が決まりました(延岡市)。
延岡市ではどこへ行けばよいですか?
ホタルの館で情報を集め、行縢山や北川湿原、神さん山など、行きやすい場所から訪ねるのがおすすめです。大崩山は上級者向けの山で、推進協議会は十分な体力・装備・経験を積んでから登るよう案内しています。
問い合わせ先はどこですか?
祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク推進協議会の宮崎県事務局(宮崎県総合政策部中山間・地域政策課 0985-26-7035)と、大分県事務局(大分県生活環境部自然保護推進室 097-506-3025)です。延岡市の北川総合支所地域振興課(0982-46-5010)も案内されています。
こんな人におすすめ
- 延岡市の自然を、湿原や山、渓谷とあわせて知りたい方
- 大崩山や行縢山など、山歩きの目的地を探している方
- 自然を守りながら暮らす、ユネスコエコパークの考え方にふれたい方
基本情報
| 名称 | 祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク |
|---|---|
| 登録 | 2017年6月14日(パリのユネスコ国際会合) |
| 区域の市町 | 宮崎県の延岡市・高千穂町・日之影町、大分県の佐伯市・竹田市・豊後大野市(推進協議会) |
| 延岡市の主なエリア | 「行縢」「北方」「北川」の3ゾーン |
| 延岡市の見どころ | 大崩山・行縢山・北川湿原・神さん山・鹿川キャンプ場・鬼の目山 |
| お問い合わせ | 推進協議会 宮崎県事務局 0985-26-7035 / 大分県事務局 097-506-3025 |
※2026年10月時点の延岡市の紹介ページと、祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク推進協議会のサイトの記載を確認しています。山の状況や施設の情報は変わることがあります。出かける前に、最新の案内をご確認ください。
アクセス
- 大崩山・祝子川方面:延岡市の紹介では、東九州道の北川ICから国道326号を北上し、林道竜子下祝子線(北川町下赤地区から)を経由して約1時間です。バスは宮崎交通の延岡バスセンターから上祝子バス停まで約1時間です。
- 行縢山:市街地から15分程度です(延岡市)。
- ホタルの館:東九州自動車道の北川ICから車で5分です(ホタルの館の公式ブログ)。
- 登山の備え:登山届の提出や装備のチェックリストは、推進協議会の登山のページにまとまっています。
地図
地図のピンは、延岡市の観光スポット紹介の地図に載る「大崩山」の位置です。ユネスコエコパーク全体の範囲ではありません。
延岡市のおすすめスポット
- 延岡市「大崩山」♪標高1,644m・九州最後の秘境と称される日本二百名山【見どころ・アクセス】
- 延岡市「行縢山(むかばき山)」♪行縢神社・落差77mの行縢の滝・標高831mの絶景登山スポット
- 延岡市「北川湿原」♪日本一の規模ともいわれるコウホネと50種超の絶滅危惧種が息づく里山の湿地【見どころ・アクセス】
- 延岡市「神さん山」♪高さ24m・15mの巨岩が支え合う縄文の洞穴遺跡・国内有数のイワクラ【見どころ・アクセス】
- 延岡市「ホタルの館」♪入館無料・ユネスコエコパークの拠点でホタルの飼育室や大型遊具、芝生広場でのキャンプも楽しめる北川町の施設【見どころ・アクセス】
まとめ
祖母・傾・大崩ユネスコエコパークは、延岡の山と湿原、清流をまとめて知る入り口です♪ まずはホタルの館で情報を集めて、行縢山や北川湿原など、無理のない場所から歩いてみてくださいね。


