椎葉村「臼太鼓踊り」♪鳥毛を背負って輪になり踊る風流系の太鼓踊り・山法師踊りも伝わる集落の例祭芸能【見どころ・見られる時期】

📖 読了目安: 約5分

椎葉村・椎葉民俗芸能博物館周辺の空中写真(国土地理院)
アイキャッチ画像: 国土地理院 シームレス空中写真を加工して作成

宮崎県椎葉村に伝わる「臼太鼓踊り(うすだいこおどり)」♪ 鶏の羽で作った飾りを背負って踊る、華やかな太鼓踊りです。椎葉村観光協会の「郷土芸能」のページによると、村内の6つの地区で踊られています。

この記事のポイント

  • 鳥毛(鶏の羽の飾り)を背負って踊る風流系の太鼓踊り
  • 例祭で踊るのは大河内・大藪・栂尾・十根川の4地区
  • 十根川は毎年11月の第3日曜に十根川神社で奉納

見どころ・楽しみ方

紅葉の季節の神社の鳥居と石段のイメージイラスト
イメージイラスト(実際の景観とは異なります)

観光協会のページによると、臼太鼓踊りは宮崎県一帯から熊本県にかけて踊られる風流系の太鼓踊りです。念仏芸能に源を発していますが、念仏を唱えるよりも、軍記物・語り物・俗謡などを歌い、衣装に華美な飾り物を付けるのが特色です。

椎葉の臼太鼓踊りには、次のような特徴があります。

  • 鳥毛(とりげ):にわとりの羽で作った飾り物を背負います
  • 二列の「竿踊り」:鉦打ちを先頭に、「関」と「頭」の二列に分かれて踊ります
  • 輪踊り:輪踊りが一組になり、一回の踊りで二曲が演じられます

現在の踊られ方も紹介されています(同ページ)。

  • 例祭として踊る地区:大河内・大藪・栂尾・十根川の4地区
  • イベントなどに合わせて踊る地区:小崎・不土野の2地区

山法師踊り(やんぼしおどり)

山法師踊りは、臼太鼓踊りの中の一演目として演じられます。源義経の東下りの「安宅の関越え」が題材で、関守の富樫左衛門と、山伏に姿を隠した義経・弁慶一行との問答が交わされます。

謡曲の「安宅」、歌舞伎の「勧進帳」としてよく知られた物語です。これが臼太鼓の中で演じられるのは、椎葉村の小崎・不土野地区と、隣の五ヶ瀬町鞍岡の三か所だけだと紹介されています。

季節ごとの楽しみ方

臼太鼓踊りと秋〜冬の椎葉の行事:十根川臼太鼓踊り(第3日曜)、椎葉平家まつり(例年11月)、椎葉神楽(夜神楽)(11月中旬〜12月下旬)を、1月から12月の帯で示した図
季節の見どころ(椎葉村観光協会・文化庁をもとに作成)

※他の地区の例祭の日程は、公式ページに一覧が見当たりません。見学を予定するときは、椎葉村観光協会(0982-67-3139)に確認しましょう。

知っておきたい豆知識

  • 同じ神社で、秋は踊り・冬は神楽:文化庁の資料によると、十根川では毎年12月の第3土曜の夕方から翌朝にかけて、十根川神社の神楽殿で神楽が奉納されます。十根川神社と八村杉は十根川神社の記事へ
  • 臼太鼓踊りの広がり:宮崎県一帯から熊本県にかけて踊られる太鼓踊りです。椎葉の臼太鼓は鳥毛を背負うのが目をひきます
  • 「関」と「頭」:踊りの二列の呼び名です。鉦打ちが先頭に立ちます
  • 貴重な山法師踊り:臼太鼓の中に「安宅」の物語が入るのは、椎葉村の小崎・不土野と五ヶ瀬町鞍岡の三か所だけです
  • 椎葉の芸能のまとめ:観光協会の「郷土芸能」では、国指定重要無形民俗文化財の椎葉神楽・臼太鼓踊り・山法師踊りの順に紹介されています

よくある質問

臼太鼓踊りはいつ見られますか?

文化庁の資料によると、十根川では毎年11月の第3日曜に十根川神社の境内で奉納されます。ほかの地区の日程は、公式ページに一覧が見当たりません。観光協会に問い合わせましょう。

山法師踊りはどこで見られますか?

観光協会の「郷土芸能」のページによると、山法師踊りが演じられるのは、椎葉村の小崎・不土野地区と、隣の五ヶ瀬町鞍岡の三か所だけです。見られる日程は公式ページに載っていないため、観光協会に確認しましょう。

神楽とはどう違いますか?

神楽は、毎年11月中旬から12月下旬に行われる夜神楽です。臼太鼓踊りは、鉦と太鼓にあわせて輪になって踊る太鼓踊りで、念仏芸能に源を発すると紹介されています。

展示で見ることはできますか?

椎葉民俗芸能博物館に、臼太鼓踊りの展示室があります。詳しくは下の「椎葉村のおすすめスポット」にある博物館の記事へ。

こんな人におすすめ

  • 椎葉神楽以外の、村の民俗芸能にもふれたい方
  • 秋の椎葉で、地域に根づく祭りの空気を感じたい方
  • 義経・弁慶の「安宅」の物語に、意外な場所で出会ってみたい方

基本情報

名称臼太鼓踊り(椎葉村に伝わる太鼓踊り)
踊られる地区例祭:大河内・大藪・栂尾・十根川/イベントなど:小崎・不土野
十根川臼太鼓踊り毎年11月の第3日曜、十根川神社の境内で奉納
山法師踊り椎葉村の小崎・不土野地区と、五ヶ瀬町鞍岡のみ
問い合わせ椎葉村観光協会 0982-67-3139
公式サイトhttps://www.shiibakanko.jp/history/history3

※2026年10月時点の椎葉村観光協会のページと文化庁の資料の記載をもとにしています。日程は変わることがあるため、お出かけ前に確認してください。

アクセス

  • 椎葉村まで:観光協会のアクセスのページによると、宮崎市から車で約3時間、高千穂町から約1時間10分、延岡市から約1時間45分、熊本市から約2時間15分、人吉市から約2時間20分
  • 十根川神社:行き方は、下の「椎葉村のおすすめスポット」にある十根川神社と十根川集落の記事へ
  • そのほかの地区:会場の行き方は公式ページに見当たりません。観光協会に問い合わせましょう

地図

下の地図は、臼太鼓踊りの展示がある椎葉民俗芸能博物館付近です。

まとめ

臼太鼓踊りは、鳥毛を背負って輪になって踊る、椎葉の秋の風物詩ともいえる芸能です。十根川の例祭の日に合わせて訪れたり、博物館で展示を見たりして、椎葉の民俗芸能の奥深さにふれてみてくださいね♪

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椎葉村・椎葉民俗芸能博物館周辺の空中写真(国土地理院)

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