椎葉村「椎葉神楽」♪村内26地区に伝わる冬の夜神楽・国指定重要無形民俗文化財【見どころ・見られる時期】

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椎葉村中心部の空中写真(椎葉神楽)

宮崎県東臼杵郡椎葉村に伝わる「椎葉神楽(しいばかぐら)」♪ 椎葉村観光協会によると、毎年11月中旬から12月下旬にかけて、村内26地区で夜を徹して舞われる冬の祭りです。1991年(平成3年)2月21日に、国の重要無形民俗文化財に指定されました。

神楽を舞う場所は、もとは民家(神楽宿)でした。地元では「冬まつり」「年まつり」とも呼ばれ、村人にとって一年を締めくくる祭りです。

この記事のポイント

  • 国指定重要無形民俗文化財(1991年指定)で、村内26地区に伝わる
  • 毎年11月中旬〜12月下旬、集落ごとに夜通し舞われる
  • 猪や鹿の奉納、雑穀を使う演目など、山の暮らしが息づく

見どころ・楽しみ方

雪に包まれた冬の神社のイメージイラスト
イメージイラスト(実際の景観とは異なります)

観光協会、椎葉村教育委員会、文化庁(文化遺産オンライン)の解説から、見どころをまとめました。

  • 祭場「御神屋(みこうや)」:祭壇の「高天原(たかまがはら)」を設け、注連(しめ)を張りめぐらせ、天井に「くも」という天蓋のような飾りを吊るします。以前は民家、今は神社の拝殿などが使われます(文化庁)
  • 夜通し続く演目:神迎えのあと、三十三番を基調とする演目が続き、多くは夜を徹して行われます(文化庁)。観光協会は演目数を「33番とよく言われますが、20数番から40番近くまで様々」と案内しています
  • 「採り物舞い」と「面の舞い」:幣・鈴・扇子・榊枝・刀・弓などを手に舞う採り物舞いと、鬼神の面などをつけて舞う面の舞いがあります。大きな動作でさっそうと舞う姿が印象的です(文化庁)
  • 山の暮らしが映る神楽:観光協会によると、今も続く狩猟や焼畑耕作の要素が色濃く、猪や鹿の奉納や、アワ・大豆などの雑穀を使う神楽が多く見られます
  • 神楽を語る「唱教(しょうぎょう)」:神楽や採り物のいわれを語る唱え言です。観光協会は、平安後期に歌われた歌謡も含まれると紹介しています
  • 集落総出の冬まつり:舞わない人たちは焚火を囲み、即興の「せり歌」を歌い交わしながら神楽に参加します(椎葉村教育委員会)

季節ごとの楽しみ方

椎葉神楽にふれる時期:椎葉神楽まつり(2026年は第15回)、厳島神社の秋季例祭(第1日曜)、十根川臼太鼓踊り(第3日曜)、各地区の夜神楽(地区ごとに日程が違う)、上椎葉神楽(第2土曜〜日曜)、十根川神楽(第3土曜の夕方〜翌朝)を、1月から12月の帯で示した図
季節の見どころ(椎葉村観光協会・文化庁・みやざき観光ナビをもとに作成)

椎葉神楽は冬の祭りですが、季節ごとに関連の催しもあります。日程は年や地区で変わるため、お出かけ前に観光協会(0982-67-3139)でご確認ください。

  • 4月:「椎葉神楽まつり」。2026年は4月25日(土)10:30〜15:30に椎葉村開発センターで第15回が開かれました(500円、村民無料)。観光協会のお知らせ
  • 11月第1日曜:椎葉厳島神社の秋季例祭(みやざき観光ナビ)
  • 11月第3日曜:十根川神社で十根川臼太鼓踊りが奉納されます(文化庁の資料)
  • 11月中旬〜12月下旬:村内各地区で夜神楽が行われるシーズンです(観光協会)
  • 12月第2土曜〜日曜:「上椎葉神楽」が夜通し奉納されます(みやざき観光ナビ)
  • 12月第3土曜:夕方から翌朝にかけて、十根川神社の神楽殿で十根川神楽が奉納されます(文化庁の資料)

冬の山あいの夜は冷え込みます。観光協会が案内してきた夜通し神楽のツアーでも、服装は「動きやすい服装+温かい服装」とされています。

知っておきたい豆知識

  • 国の指定まで:椎葉村教育委員会によると、1964年(昭和39年)に文化財保護審議会専門委員の本田安次氏が大河内神楽の調査に入り、1980年(昭和55年)に「記録作成等の措置を講ずべき無形民俗文化財」に選定されました。1991年2月21日に重要無形民俗文化財となりました
  • 26地区の内訳:下福良地区10、大河内地区7、不土野地区6、松尾地区3です(椎葉村教育委員会)
  • 古さを物語る品:十根川神社に御社体として祀られる女面は、室町中期のものと鑑定されています(椎葉村教育委員会)。栂尾地区には寛永9年(1632年)の墨銘をもつ神楽面が伝わります(文化庁)
  • 古風が残った理由:文化庁は、椎葉が平野部から隔絶された山地で明治の廃仏毀釈の影響を受けにくく、神仏混淆の色合いや古風な次第が残ったと解説しています
  • 一村で26か所は希少:文化庁は、一つの村で今も26か所もの神楽が信仰深く行われている例は「きわめて稀少」としています
  • 舞い手の呼び名:神楽の長は「太夫」、舞い手は「祝子(ほうりこ)」「神楽子」「舞子」と呼ばれます(椎葉村教育委員会)
  • となりの神楽:隣の諸塚村の諸塚神楽も、1993年11月26日に国の「記録作成等の措置を講ずべき無形民俗文化財」に選定されています(文化遺産オンライン)。高千穂町の高千穂の夜神楽もあわせてどうぞ

よくある質問

椎葉神楽はいつ見られますか?

毎年11月中旬から12月下旬ごろです。日は地区ごとに違い、多くは夜を徹して行われます。日程は椎葉村観光協会(0982-67-3139)でご確認ください。

旅行者でも見学できますか?

地区の祭りのため、日時や見学のしかたは地区ごとに異なります。観光協会は、大河内八幡神社の冬祭りに徹夜で参加する「江代山トレッキングとオールナイト神楽」などのツアーを案内してきました。最新の日程は問い合わせが確実です。

冬以外に神楽にふれる方法はありますか?

椎葉民俗芸能博物館で、神楽の仮面・御幣・鈴・神楽文書などの資料が見られます(椎葉村の案内)。詳しくは椎葉村「椎葉民俗芸能博物館」をご覧ください。

こんな人におすすめ

  • 一年の締めくくりに、秘境の村の夜神楽にふれてみたい方
  • 山の暮らしや狩猟・焼畑の文化に関心がある方
  • 国指定の民俗芸能を、集落の祭りとして味わいたい方

基本情報

名称椎葉神楽(しいばかぐら)
種別国指定重要無形民俗文化財(1991年2月21日指定)
保護団体椎葉神楽保存連合会(文化遺産オンライン)
伝承地区村内26地区(下福良10・大河内7・不土野6・松尾3)
時期毎年11月中旬〜12月下旬(地区ごとに日程が異なります)
場所各地区の神社の拝殿・神楽殿など(以前は民家を使用)
問い合わせ椎葉村観光協会 0982-67-3139/椎葉村教育委員会 0982-67-2850
観光案内所椎葉村大字下福良1826番地108(椎葉村観光協会)

※2026年10月時点の椎葉村観光協会「郷土芸能」・椎葉村教育委員会「椎葉神楽」・文化遺産オンライン「椎葉神楽」・文化庁の資料(十根川地区)・みやざき観光ナビ「椎葉厳島神社」の記載をもとにしています。日程は変更される場合があります。

アクセス

  • 車:椎葉村へは、宮崎市から約3時間、高千穂町から約1時間10分、延岡市から約1時間45分、熊本市から約2時間15分です(椎葉村観光協会)
  • JR日向市駅から:車で約1時間30分です(みやざき観光ナビ)
  • 道路情報:山あいの村のため、通行止めや時間規制が出ることがあります。お出かけ前に椎葉村役場の道路情報をご確認ください

地図

地図は、観光の窓口になる椎葉村観光協会(観光案内所)付近です。神楽が行われる場所は地区ごとに違います。

まとめ

椎葉神楽は、村内26地区で冬の夜に舞われる、山の暮らしと祈りが一体になった国指定の民俗芸能です。日程は地区ごとに違うので、観光協会に確認して、冷え込みに備えて出かけてみてください♪

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椎葉村中心部の空中写真(椎葉神楽)

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