宮崎県門川町の門川湾では、潮が引くと干潟が現れます♪ 門川町の公式サイトで公開されている門川の干潟ガイドブック(2026年1月・阪本竜也さん編)によると、町内で干潟が見られるのは鳴子川の河口・庵川西・庵川の3か所です。
トビハゼやカニ、貝など、小さな生きものの観察が楽しめます。泥が深い場所やカキ殻などの危険もあるので、行く前に注意点をチェックしてくださいね。
この記事のポイント
- 町内の干潟は鳴子川河口・庵川西・庵川の3か所
- トビハゼやカニ、貝など小さな生きものが観察できる
- 潮見表で時間を確認・泥の深い場所と雨の日は避ける

見どころ・楽しみ方
- 3か所の干潟:①鳴子川の河口、②庵川西(丸バエ川の河口を含む)、③庵川(新川が流入)で干潟が見られます。新川の河口の内側(水門の下)には干潟はないそうです
- トビハゼ:干潟の水辺にいる魚で、近づくとピョンピョンととびはねて逃げます。寒い季節は巣穴で冬をこします
- カニの仲間:ハクセンシオマネキのオスは、大きなハサミをふってメスにアピールします。砂地ではコメツキガニが、巣穴の周りに砂団子を作ります
- 貝とヤドカリ:巻貝のウミニナ・ヘナタリの仲間は、門川の干潟でたくさん見られます。ヤドカリが入っていることもよくあるそうです
- ハゼの仲間:石の多い場所では、石をめくるとクモハゼ・クロコハゼ・タネハゼが見つかると紹介されています
門川の干潟ガイドブックでは、干潟の物かげで確認された大きなカニ(アシハラガニ・ハマガニ・クロベンケイガニなど)は、はさまれると痛いので注意するよう案内されています。つかまえた生きものは、観察を終えたらつかまえた場所へ逃がしましょう。
季節ごとの楽しみ方
- 春・夏:門川の干潟ガイドブックは、夜よりも昼に潮が引く春か夏に行くことをすすめています
- 潮の時間:潮見表(インターネットや釣具店)で確認し、最も潮が引く時間の前後あわせて2時間ほどがおすすめです
- 大潮の日:満月や新月の日をふくむ数日は潮の満ち引きが大きく、大潮とよばれます
- 寒い季節:トビハゼは寒い季節、巣穴で冬をこします
知っておきたい豆知識
- 門川の干潟ガイドブックによると、干潟は川から運ばれる汚れのもとを、カニや貝が食べ、バクテリアが分解することで水をきれいにします。ハマグリなどの二枚貝も水をきれいにします
- 同書によると、日本の干潟の面積は埋め立てなどで、1945年から全体の約40%が減ったそうです
- 門川町観光協会によると、門川湾は「さかなのまち」の名のとおり、800種以上の魚種が確認されています
- 門川町の公式サイトによると、今後は小学校などで、ガイドブックを使った体験学習や観察会も検討されています
よくある質問
いつ行くのがよいですか?
門川の干潟ガイドブックでは、昼に潮が引く春か夏がすすめられています。最も潮が引く時間の前後2時間ほどが目安です。
何を持っていけばよいですか?
同書の持ち物は、金魚ネット・手あみ・スコップ・マリンシューズや長靴・軍手(手袋)です。飲み物、手洗い用の水、タオル、暑さ対策グッズ、虫かご、救急箱も用意しましょう。できるだけ肌をかくすと、けが予防になります。
貝や魚をとってもよいですか?
許可なくハマグリ・ボラ・ウナギをつかまえることは禁止されています(宮崎県漁業調整規則)。くわしくは同書をご覧ください。
危ない場所はありますか?
同書によると、泥が深い場所は大人のひざまで埋まることもあります(①、②の丸バエ川河口部、③の新川付近)。地面や地中のカキ殻・ガラス・金属のかけらは、3か所すべてで注意が必要です。水が深い場所・泥が深い場所には行かない、子どもだけで行かない、潮は思っているよりはやく満ちる、といった注意も案内されています。
ガイドブックはどこで見られますか?
門川町の公式サイトの「かどがわの魚」ページに、PDFが公開されています。
こんな人におすすめ
- 子どもと一緒に、海辺の生きもの観察を楽しみたい方
- 潮の満ち引きや干潟のはたらきを学びたい方
- 門川の海の自然を、じっくり観察してみたい方
基本情報
| 名称 | 門川の干潟(鳴子川河口・庵川西・庵川) |
|---|---|
| 場所 | 宮崎県東臼杵郡門川町の門川湾北部。①鳴子川の河口 ②庵川西(丸バエ川の河口を含む) ③庵川(新川が流入) |
| 見られる生きもの | トビハゼ・ハクセンシオマネキ・コメツキガニ・ウミニナ・ヘナタリ・ヤドカリ・ハゼの仲間 など |
| おすすめの時期・時間 | 昼に潮が引く春〜夏。最も潮が引く時間の前後2時間ほど |
| 注意 | 泥の深い場所・カキ殻やガラス片・満ち潮・雨の日と翌日の増水。ハマグリ・ボラ・ウナギは許可なく捕獲できません |
| ガイドブック | 「門川の干潟ガイドブック」(2026年1月・阪本竜也 編・宮崎大学農学部附属 次世代農学教育研究センター延岡フィールド) |
| 問い合わせ | 門川町役場 企画戦略課 まちづくり政策係 0982-63-1140(内線2269) |
※2026年10月時点の門川町「門川の干潟ガイドブック」のページ・門川の干潟ガイドブック・門川町観光協会の記載をもとにしています。
アクセス
- 場所の確認:3か所の位置は、ガイドブックの位置図(7〜8ページ・国土地理院の空中写真をもとに作成)で確認できます
- 駐車場・トイレ:ガイドブックには案内がありません。お出かけ前に地図で周辺を確認し、現地の掲示や地元の方の案内に従ってください
- 近くのスポット:庵川漁港の近くの防波堤には、町内の小学生による壁画があります(門川町観光協会)
地図
門川町のおすすめスポット
- 門川町「庵川防波堤壁画」♪小学生が毎年描き直す約1,300mのアート【見どころ・アクセス】
- 門川町「向ヶ浜」♪五十鈴川が注ぐ約1.5kmの砂浜・アカウミガメの産卵地と松林の散歩道【見どころ・アクセス】
- 門川町「保井ヶ浜」♪遠見半島東側のリアス式海岸・磯遊びが楽しめる穴場ビーチ【見どころ・アクセス】
- 門川町「津々良の滝」♪五十鈴川支流に懸かる知る人ぞ知る三段滝【見どころ・アクセス】
- 門川町「乙島」♪渡船で渡る無人島・圧巻の海触洞穴とカヤック体験【見どころ・アクセス】
- 門川町「枇榔島」♪世界最大のカンムリウミスズメ繁殖地・国指定天然記念物の無人島【見どころ・観察クルーズ】
まとめ
門川の干潟は、トビハゼやカニ、貝たちに出会える身近な自然の観察スポットです。潮見表で時間を確認して、長靴や軍手など準備を整えてから出かけましょう。泥の深い場所や雨の日は避けて、安全に楽しんでくださいね♪


