美郷町「神門神社」♪養老2年創建・百済王伝説の聖地、師走まつりの炎の行列【見どころ・アクセス】

📖 読了目安: 約6分

神門神社 杉木立に囲まれた神門神社の本殿

宮崎県東臼杵郡美郷町南郷神門、杉の大木が生い茂る中にたたずむ「神門神社(みかどじんじゃ)」♪ 養老2年(718年)創建と伝わる、百済王伝説を今に伝える由緒ある神社です。

百済の館・西の正倉院とあわせて、美郷町南郷区・百済の里観光の中心となる聖地です。

この記事のポイント

  • 百済王伝説が残る、養老2年(718年)創建と伝わる古社
  • 1月下旬の師走まつりは30基近い櫓の「迎え火」が見どころ
  • 西の正倉院・百済の館と徒歩圏内。駐車場は西の正倉院の裏

百済王・禎嘉王が祀られた養老2年創建の古社

神門神社の創建は養老2年(718年)と伝えられています。朝鮮半島の古代国家・百済の禎嘉王が戦乱を逃れて日向市の金ヶ浜に漂着し、やがて神門の地に落ち着いたという伝承が残ります。

禎嘉王は没後、この地で神として祀られ、以来1300年近くにわたって地域の人々の篤い信仰を集めてきました。

神門神社 参道入口に立つ神門神社の明神鳥居
参道入口に立つ神門神社の明神鳥居(出典: Wikimedia Commons (CC BY-SA 3.0) / 撮影: STA3816)
神門神社 杉木立に囲まれた神門神社の本殿
杉木立に囲まれた神門神社の本殿(出典: Wikimedia Commons (CC BY-SA 3.0) / 撮影: STA3816)

30基近くの櫓が燃え盛る「師走まつり」

例年1月下旬(2026年は1月16日〜18日)に3日間かけて「神門御神幸祭(師走まつり)」が開催されます(日程は公式サイトでご確認ください)。

30基近くの燃え盛る櫓の道中を行列が神社に向けて進んでいく「迎え火」は、この祭りの大きな見どころ。夜空を焦がす炎の行列は、一度見たら忘れられない迫力です。

御朱印をいただく場合

美郷町の案内によれば、神門神社の御朱印帳への記入は、境内ではなく「西の正倉院」の管理棟で行っており、有料(300円)です。

西の正倉院の定期休館日(毎週木曜日)や、荒天などによる臨時休館時は対応していません。お越しの際は、管理棟(0982-59-0556、10:00〜15:30、木曜定休)に開館状況を確認してください。

神門神社 美郷町南郷に伝わる師走まつり(神門御神幸祭)
美郷町南郷に伝わる師走まつり(神門御神幸祭)(写真提供:宮崎県観光協会)

西の正倉院・百済の館とあわせて巡る百済の里

神門神社の近くには西の正倉院と百済の館が徒歩圏内に点在しており、あわせて巡ることで百済王伝説の世界観をより深く体感できます。

西の正倉院には、百済王族の遺品と伝わる銅鏡や1,003本の鉾など、神門神社ゆかりの宝物も展示されています。

神門神社 夜を焦がす師走まつりの炎
夜を焦がす師走まつりの炎(写真提供:宮崎県観光協会)

見どころ・楽しみ方

杉木立の中にたたずむ神社と御神木のイメージイラスト
イメージイラスト(実際の景観とは異なります)

美郷町公式観光サイトの紹介によると、師走祭りは、児湯郡木城町の比木神社の一行がフクロガミ(袋神・花笠)を奉じて、約23里におよぶ決まりの道をたどり、神門神社に滞在して帰る、全国的にも極めて珍しい形式の祭りです。

同サイトでは、開催時期は「1月下旬の金・土・日の3日間」と案内されています。実際の日程は年によって異なるため、お出かけ前に公式サイトでご確認ください。

おもな流れは次のとおりです(時間は目安です)。

  • 1日目 18時頃:迎え火(高さ約5mの櫓30基近く。神門の地主へのあいさつの意味があります)
  • 2日目 15時頃:ドンタロ祭(神門神社裏のドンタロ塚での神事)
  • 2日目 16時頃:洗濯行事・野焼き・石塚への石運び
  • 2日目 19時頃から:夜神楽(高鍋神楽)18番
  • 3日目 10時30分頃:お別れ式(親善の鯛の塩焼きを箸でまわしながら食べます)
  • 3日目 11時頃:ヘグロ(炭)塗り
  • 3日目 11時30分頃:お別れ行事(比木神社の一行が帰る「くだりまし」)

知っておきたい豆知識

みやざき観光ナビによると、神門神社の社殿は1661年に建立された七間社流造(ななけんしゃながれづくり)で、国指定重要文化財です。

百済の禎嘉王の息子の福智王は、現在の木城町に住んだと伝えられ、比木神社に祀られています。師走祭りは、異国の地で離ればなれに祀られる父・禎嘉王と息子・福智王が年に1度対面する儀式だと、同サイトは紹介しています。

お別れ行事で一行を見送るときの掛け声「オサラバー」は、韓国語の「サラボジャー」に由来すると伝えられ、「生きて再び会いましょう」という意味が込められていると、美郷町公式観光サイトは紹介しています。

よくある質問

師走祭りについての問い合わせ先はどこですか?

美郷町公式観光サイトでは、師走祭り実行委員会(美郷町役場 南郷地域課)の電話番号0982-59-1600が案内されています。

車いすで参拝できますか?

みやざき観光ナビのバリアフリー情報では、国道側の正面の鳥居には階段がありますが、西の正倉院裏の駐車場から本殿へはスムーズに行けます。ただし、通路は坂になっているため、同ページでは介助が必要とされています。

駐車場はありますか?

みやざき観光ナビによると、駐車場は西の正倉院の裏にあり、舗装されています。

こんな人におすすめ

  • 百済王・禎嘉王伝説など日向の古代史ロマンに興味がある方
  • 1月の「師走まつり」の炎の行列を見てみたい方
  • 西の正倉院・百済の館とあわせて百済の里を巡りたい方

基本情報

名称神門神社(みかどじんじゃ)
所在地宮崎県東臼杵郡美郷町南郷神門
電話番号0982-59-0556(西の正倉院管理棟、10:00〜15:30/毎週木曜定休)
創建養老2年(718年)伝承
御祭神百済王・禎嘉王(ていかおう)
例祭神門御神幸祭(師走まつり)/例年1月下旬の3日間(2026年は1月16日〜18日)
御朱印有料300円。西の正倉院管理棟で対応(毎週木曜の定休日・臨時休館時は不可)
トイレ多目的トイレは西の正倉院無料駐車場(国道388号を挟んだ旧南郷茶屋下)の前にあります(多目的トイレまでは階段や坂があります)。西の正倉院裏の駐車場に男女別トイレもあります(多目的トイレはありません)(みやざき観光ナビ)

※2026年9月時点の公式サイトの記載をもとにしています。師走まつりの日程・最新情報は美郷町公式観光サイトでご確認ください。

アクセス

神門神社へのアクセス早見図:美郷町役場から車で約25分、JR日向市駅から車で約55分、東九州自動車道 日向ICから車で約50分
アクセス早見図(みやざき観光ナビをもとに作成)
  • 車:東九州自動車道「日向IC」から国道327号で美郷町方面へ約40〜50分
  • 西の正倉院・百済の館とは徒歩圏内
  • 所要時間の目安:美郷町役場から車で約25分、JR日向市駅から車で約55分、東九州自動車道の日向ICから車で約50分(みやざき観光ナビ)

地図

開催時期や見頃の目安は、年中行事・イベントカレンダーでも確認できます。各地からの行き方や移動手段は、アクセス・移動ガイドにまとめています。

動画で見る

動画:【カミタビ】#38 百済王族親子の再会~師走祭り(美郷町)(ケーブルメディアワイワイ/YouTube)

まとめ

神門神社は、養老2年創建・百済王伝説を伝える美郷町南郷区の聖地。西の正倉院・百済の館とあわせて巡れば、朝鮮半島とのつながりを感じる歴史ロマンをたっぷり味わえます。

1月の師走まつりの炎の行列も圧巻です。美郷町を訪れる際は、ぜひ百済の里めぐりの起点として立ち寄ってみてくださいね♪

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神門神社 杉木立に囲まれた神門神社の本殿

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