高千穂町「二上神社」♪日本書紀・日向国風土記に記される天孫降臨の山・伊弉諾尊と伊弉冉尊を祀る古社【見どころ・アクセス】

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二上神社(二上神社3)

宮崎県西臼杵郡高千穂町大字押方、市街地から山道を進んだ先にそびえる二上山(ふたがみやま)。その中腹に鎮座するのが「二上神社(ふたがみじんじゃ)」です。

伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)を祀り、『日本書紀』や『日向国風土記』にも記される由緒ある古社。

男岳・女岳からなる二上山そのものが御神体とされ、高千穂の神話めぐりの中でも静かな山岳信仰の趣を今に伝えるスポットです。

この記事のポイント

  • 二上山そのものが御神体。伊弉諾尊・伊弉冉尊を祀る古社
  • 標高430mの境内。山道が狭く大型車・観光バスは通行不可
  • 春季例祭は5月3日。夜神楽祭は12月3日に近い土曜日

日本書紀にも記される「天孫降臨の山」

二上神社の創建は898年(昌泰元年)と伝わります。その後の主な出来事は次のとおりです。

  • 1511年(永正8年):三田井右京大夫右武によって再建
  • 1814年(文化11年):火災により社殿を焼失したため、再び建て直し

もとは二上山の9合目付近に祀られていましたが、山が高く冬場の参拝が難しいことから、現在の里に近い場所へ社殿が移されたと伝えられています。

二上山は男岳と女岳の二つの峰からなり、『日本書紀』や『日向国風土記』にも登場する山として知られ、古くから「天孫降臨の山」のひとつに数えられてきました。

山そのものが御神体であり、高千穂郷に伝わる天孫降臨神話の舞台のひとつとして語り継がれています。

山中に伝わる「乳ヶ窟」の言い伝え

二上山の山中には「乳ヶ窟(ちちがいわや)」と呼ばれる岩窟があります。この場所については、次のふたつの異なる伝承が残されています。

  • 天照大神がお隠れになった岩戸であるという言い伝え
  • 高千穂の伝説に登場する鬼八(きはち)の棲家であったという言い伝え

二上山が神話と深く結びついた霊山であることをうかがわせます。

境内には御神木の「二上いちょう」もあり、山道を登る参拝者を静かに見守っています。

二上神社は、高千穂町の案内で縁結び・結婚・礼儀・絵画のご利益が挙げられている神社で、高千穂の中心部にある賑やかな神社群とは異なる、山にひっそりと抱かれた古社の雰囲気を味わえる場所です。

二上神社 の見どころまとめ
二上神社 の見どころまとめ(0982ナビ作成)
二上神社
二上神社(写真提供:宮崎県観光協会)
二上神社の境内
二上神社の境内(写真提供:宮崎県観光協会)

見どころ・楽しみ方

石段の先に鳥居と社殿が見える、杉木立の神社のイメージイラスト
イメージイラスト(実際の景観とは異なります)

二上神社の公式サイトによると、社殿のある境内は標高430mにあり、麓とは別世界のような環境だと紹介されています。

鳥居から100mほど進むと石段が現れ、その両脇には門番の神様の豊磐間戸神と櫛磐間戸神が祀られています。急な石段が続くので、無心で登るように、と公式サイトは呼びかけています。

同サイトでは、年に数回、境内に雪が積もることもあると紹介されています。

高千穂町の観光スポット案内によると、素晴らしい彫刻が施された本殿は町指定の有形文化財で、参道には可愛らしいサルの彫刻が施された石灯籠があります。

同案内では、秋は参道の紅葉が見事と紹介されています。

また、鳥居をくぐって進んだ先にある見上げるほど長い階段から拝殿を仰ぎ見ると、屋根とその背後に広がる天空から、パワーが降り注いでくるように感じられるとも、同案内は伝えています。

季節ごとの楽しみ方

二上神社と二上山の季節:アケボノツツジ(二上山頂展望台)(4月上旬〜4月中旬)、春季例祭(5月3日)、新嘗祭・夜神楽祭(12月3日に近い土曜日)を、1月から12月の帯で示した図
季節の見どころ(みやざき観光ナビ・二上神社公式サイトをもとに作成)

公式サイトによると、毎年5月3日は春季例祭で、午前10時半から祭典式、午後1時から御神幸行事が行われます。

御神幸では、御神輿が212段の急な石段を降りて数百メートル下の御旅所へ向かい、神楽や棒術を奉納します。帰りは石段を一気に登り、境内に戻ると本殿の周りを時計回りに3周して神輿を納めます。

秋から冬にかけては、12月3日に近い土曜日に新嘗祭と夜神楽祭が行われます。

高千穂の夜神楽は国の重要無形民俗文化財に指定されており、二上神社の夜神楽は33番の舞で構成されると公式サイトで紹介されています。

同サイトによると、夜神楽を最初から最後まで見た人は、その一年を息災に過ごせるといわれています。

知っておきたい豆知識

公式サイトの由緒によると、1511年に再建された社殿は、1814年(文化11年)の火災で焼失しました。

あらゆる物が焼け落ちるなか、大きな素焼きの水瓶がひとつだけ残り、いまは本殿内に安置されています。同由緒には、何に使われた物かは分かっていないと記されています。

神社のふもとの集落は小谷内(こだにうち)といい、以前は「子種落(こだねおち)」と呼ばれていたと公式サイトは紹介しています。

伊弉諾尊・伊弉冉尊の国生み神話にちなむ名で、二上神社は子宝の神でもあると、同サイトは記しています。

よくある質問

カーナビで行けますか?

公式サイトは、二上神社はカーナビや地図アプリで正しく表示されないことがあるので注意するよう案内しています(令和3年11月時点ではヤフーマップで正しく表示されるとの記載)。

道順は、高千穂町の中心部から車で15分ほどです。

  • 国道218号を五ヶ瀬町方面へ3〜4分進むと川沿いにコンクリート製の歩道橋が見えるので、その手前の橋を渡ります
  • そこから先は国道より約4kmで、狭い道や崖がそびえる場所もあるため、案内板を確認しながら進んでください

お守りは授与されていますか?

公式サイトによると、お札やお守りの授与は社頭のみです。境内の御神木のイチョウの実を選りすぐってお祓いした、神職手づくりの「銀杏守り」などがあります。

こんな人におすすめ

  • 日本書紀・日向国風土記に記される山岳信仰の聖地を訪ねたい方
  • 男岳・女岳からなる霊山の静かな雰囲気を味わいたい方
  • 高千穂の神話めぐりに山岳信仰の視点を加えたい方

基本情報

名称二上神社(ふたがみじんじゃ)
所在地宮崎県西臼杵郡高千穂町大字押方2375-1
御祭神伊弉諾尊(いざなぎのみこと)/伊弉冉尊(いざなみのみこと)
創建898年(昌泰元年)※1511年・1814年に再建の記録あり
ご利益縁結び・結婚・礼儀・絵画(高千穂町の観光スポット案内による)
見どころ二上山(男岳・女岳)・乳ヶ窟・御神木「二上いちょう」
二上山のアケボノツツジ二上山頂展望台(高千穂町と五ヶ瀬町の境)の見頃は4月上旬〜中旬。登りやすい女岳の登山ルートから群生地を見られます(みやざき観光ナビ「宮崎県の春の花特集」)。年により前後します。
参拝境内自由(駐車場2〜3台、山道が狭く大型車・観光バスは通行不可)
電話0982-83-1373
トイレあり
アクセス高千穂バスセンターから約7km

※2026年9月時点の公式サイトの記載をもとにしています。最新情報は高千穂町観光協会公式サイトでご確認ください。

アクセス

  • 車:高千穂バスセンターから約7km・約20分(山道のため運転にご注意ください)

地図

開催時期や見頃の目安は、年中行事・イベントカレンダーでも確認できます。

動画で見る

動画:神都高千穂 二上神社(神都高千穂チャンネル/YouTube)

まとめ

二上神社は、二上山そのものを御神体とする山岳信仰の古社。『日本書紀』にも記される天孫降臨の山に抱かれ、乳ヶ窟の伝説や御神木のいちょうなど、静かな神秘に満ちた場所です。

高千穂の神話めぐりの締めくくりに、少し足を延ばして訪れてみてはいかがでしょうか。

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二上神社(二上神社3)

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