宮崎県西臼杵郡日之影町の山深い見立(みたて)地区、深い森のなかにひっそりとたたずむ本格的な洋館「英国館(えいこくかん)」♪ 大正年間、見立鉱山の英国人経営者ハンス・ハンター氏によって宿舎・迎賓館として建てられた建物で、かつては遠く英国から来た人々が暮らしたクラブハウスでした。
日本建築と洋風建築をひとつにした独特の様式が残る貴重な建物で、平成13年(2001年)に国の登録有形文化財となっています。
この記事のポイント
- 大正年間に英国人経営者が建てた洋館。国の登録有形文化財
- 鉱山資料室・英国室・ハンス・ハンター展示室がある
- 営業9:00〜16:00、火・水曜休み。県道6号は通行規制に注意
英国人ハンス・ハンターが遺した山中の洋館
日之影町の見立地区はかつて見立鉱山で栄えた土地です。大正年間、この鉱山の英国人経営者であったハンス・ハンター氏が、鉱山を訪れる外国人技師の宿舎、そして迎賓館(クラブハウス)として建てたのが英国館。
山あいの静かな森の中に、突然本格的な洋館が現れる光景は、日之影の観光スポットのなかでもひときわ異彩を放っています。ハンター氏が遺した建物のうち、今も現存する数少ないひとつです。

和洋がひとつになった独特の様式・国の登録有形文化財
英国館の最大の見どころは、日本建築と洋風建築をひとつにした独特の様式です。外国人が快適に過ごせるよう洋風の意匠を取り入れながら、地元の職人の手による日本建築の技法が随所に生きています。
この希少性が評価され、平成13年(2001年)には国の登録有形文化財に登録されました。近代日本の鉱山開発と外国資本の関わりを今に伝える、貴重な建造物です。
鉱山資料室・英国室・ハンス・ハンター展示室
館内には次の3つの展示室が設けられ、当時の写真や資料が展示されています。
- 鉱山資料室
- 英国室
- ハンス・ハンター展示室
日之影町観光協会の案内では、鉱山で使われた道具や、洋式フィッシング(西洋式の釣り)の資料も展示されているとのことです。
かつての見立鉱山がどれほどの活気にあふれていたのか、そして海を越えてこの山あいにやってきた人々がどんな暮らしをしていたのかを、じっくり知ることができますよ♪ 建物そのものを味わいながら、日之影のもうひとつの歴史に触れられるスポットです。
基本情報
| 名称 | 英国館(えいこくかん) |
|---|---|
| 所在地 | 〒882-0403 宮崎県西臼杵郡日之影町大字見立2234-2 |
| 電話 | 0982-89-1220(リフレッシュハウス出羽) |
| 営業時間 | 9:00〜16:00 |
| 定休日 | 火曜日・水曜日 |
| 入館料 | 大人300円/小人200円 |
| 駐車場 | あり |
| 文化財 | 平成13年(2001年)国の登録有形文化財 |
※営業時間・定休日・料金は変更されることがあります。最新情報は日之影町観光協会公式サイトでご確認ください。
アクセス
- 所在地:宮崎県西臼杵郡日之影町大字見立2234-2
- 車:国道218号から日之影町中心部へ入り、日之影川沿いの県道6号(日之影宇目線)を見立方面へ
- バス+車:JR延岡駅から宮崎交通バス高千穂方面行きで約1時間、「青雲橋」下車後、車で約50分
- ご注意:県道6号は路面状況により車両の通行規制がかかることがあります。出発前に日之影町観光協会の登山・道路情報で最新の状況をご確認ください

地図
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こんな人におすすめ
- 大正期の洋館建築や鉱山の近代化遺産に興味がある方
- 見立鉱山と英国人技師の歴史を知りたい方
- 同じ見立地区の見立渓谷とあわせて巡りたい方
- 山道の運転に慣れている方(県道6号は通行規制の可能性あり)
まとめ
英国館は、大正年間の見立鉱山の繁栄と、海を越えてやってきた人々の暮らしを今に伝える国の登録有形文化財。深い森のなかに和洋折衷の洋館がたたずむ光景は、日之影町でもここだけの特別な風景です。
同じ見立地区の見立渓谷とあわせて巡ると、日之影の自然と歴史をまるごと味わえますよ♪(石垣の村は七折地区の別方面です) 山あいの道を進むので、時間には余裕をもってお出かけくださいね。

