美郷町「市木地蔵」♪明治の火災を乗り越えた本尊が伝える地蔵信仰【見どころ・アクセス】

📖 読了目安: 約3分

市木地蔵
アイキャッチ画像: 国土地理院 シームレス空中写真を加工して作成

宮崎県東臼杵郡美郷町北郷宇納間の小原地区にまつわる「市木地蔵」♪ 明治28年の火災を村人の機転で乗り越え、今も宇納間地蔵尊と並ぶ信仰を集める、数奇な歴史を持つ地蔵尊です。

この記事のポイント

  • 明治28年の火災で堂は焼失。本尊は村人が持ち出し無事
  • 本尊は全長寺に、市木のお堂には分霊を祀る
  • 旧暦1月24日の前夜祭に市木地蔵堂でも法要
参道の両脇にお地蔵さまが並ぶお堂のイメージイラスト
イメージイラスト(実際の景観とは異なります)

明治28年の火災、村人が持ち出した本尊

美郷町の由緒によれば、市木地蔵はもともと小原地区に「市木地蔵」として祀られていました。明治28年、近くの民家から出火した飛び火により地蔵堂が焼失しましたが、幸いにも本尊は村人によって持ち出され無事でした。

全長寺で祀られる本尊、市木には分霊

堂の再建中、本尊は仮の安置所として全長寺に移されました。その後、全長寺に訪れる参拝者が多くなったため、本尊は全長寺に祀られ、再建された市木のお堂には分霊が祀られています。

旧暦1月24日の前夜祭には宇納間地蔵大祭が開催され、市木地蔵堂でも法要が行われます。

美郷町の山あいの地形の空中写真
美郷町の山あいの地形を示した空中写真です。写真中央のマークは市木地蔵の位置を示すものではありません(出典:国土地理院 シームレス空中写真)

基本情報

名称市木地蔵
所在地〒889-0901 宮崎県東臼杵郡美郷町北郷宇納間小原地区
由緒明治28年の火災で地蔵堂焼失も本尊は村人が持ち出し無事。本尊は全長寺、市木には分霊を祀る
年中行事旧暦1月24日前夜祭・宇納間地蔵大祭にあわせ市木地蔵堂でも法要
お問い合わせ美郷町役場 企画情報課 0982-66-3603

※最新情報は美郷町公式ホームページでご確認ください。

地図

開催時期や見頃の目安は、年中行事・イベントカレンダーでも確認できます。

季節ごとの楽しみ方

宇納間地蔵大祭は、毎年、旧暦1月24日を中日とした3日間にわたって開催され、その前夜祭にあわせて市木地蔵堂でも法要が行われています。

美郷町の案内では、次回の宇納間地蔵大祭は令和9年(2027年)3月1日(月)から3日(水)の3日間と示されています。

知っておきたい豆知識

美郷町観光協会の宇納間地蔵尊の案内によると、この地の地蔵信仰の始まりは平安時代の末期にさかのぼります。

天台の僧・正岸僧都が日向路を訪れた際、小原地区の市木に寺を建てて地蔵菩薩を本尊として祀ったのが起源で、その後、本尊は鉄城山の地蔵堂に移されたと伝えられています。

市木は、宇納間地蔵尊のルーツにあたる場所です。

よくある質問

市木地蔵と宇納間地蔵は同じものですか?

全長寺に祀られている宇納間地蔵は、もともと市木に祀られていた本尊です。美郷町の由緒では、いまの市木のお堂の「市木地蔵」は、その本尊を、以前から市木に合祀されていた木造の地蔵に分霊したものとされています。

お問い合わせ先はどこですか?

美郷町役場 企画情報課(0982-66-3603)です。

こんな人におすすめ

  • 地域の歴史や信仰・伝承に興味がある方
  • 宇納間地蔵尊とあわせて地蔵信仰の歴史をたどりたい方
  • 旧暦1月24日前夜祭の宇納間地蔵大祭にあわせて美郷町を訪れる方

まとめ

市木地蔵は、火災を乗り越えた本尊の物語を今に伝える美郷町北郷区の信仰スポット。宇納間地蔵大祭の時期にあわせて、地域に根付く地蔵信仰の歴史にふれてみてください♪

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市木地蔵

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