宮崎県西臼杵郡高千穂町河内にある「熊野鳴瀧神社(くまのなるたきじんじゃ)」♪ 熊本・大分との県境に近い河内の集落を見守る、旧河内村の総鎮守です。鳥居の脇には、国の天然記念物に指定された大イチョウ「田原のイチョウ」がそびえています。
この記事のポイント
- 熊野三神を祀る旧河内村の総鎮守・悪縁切りの神様とも
- 鳥居の脇に国指定天然記念物「田原のイチョウ」(高さ約27.7m)
- 駐車場なし。河内バス停から徒歩約5分

見どころ・楽しみ方
文化庁の「文化遺産オンライン」によると、「田原のイチョウ」は昭和26年(1951年)6月9日に国の天然記念物に指定されました。熊野鳴滝神社の鳥居に向かって右側6mの地点に立っています。
- 解説には、根廻り8.50m・目通り7.35m・高さ27.70mと記されています
- 地上約1.85mで南北の二大支幹に分かれ、解説では雌株のイチョウ巨樹の一つとされています
- 高千穂町公式サイトは、「宮崎の巨木百選」に選ばれた大イチョウとして紹介しています
同サイトの案内地図によると、参道の入口に大銀杏があり、参道を進んで階段を上がった先が本殿です。
山の上には上宮「鳴瀧の宮」があります。宮崎県の「みやざきの文化財情報」(河内神楽)によると、上宮は牛神様としての信仰が厚く、戦前は西臼杵郡内のほか大分県・熊本県からも、牛馬の安全と繁栄を祈る参拝者が訪れました。参拝者は鳴瀧の水を汲んで牛馬に与えたといいます。
町公式サイトによると、祭神の事解男命(ことさかおのみこと)と速玉男命(はやたまおのみこと)は悪縁切りの神様とも言われ、仕切り直して新しいことを始めたい方におすすめです。日向三代の神様も祀られていることから、子孫繁栄・家内安全の御利益があるとされています。
季節ごとの楽しみ方
- 2026年11月7日(土)の歴史ウォーキング:高千穂町観光協会のイベント情報によると、「熊野鳴瀧神社上宮 歴史ウォーキング」が開かれます。地元ガイドと里山の秋景色と歴史を楽しむ約8kmのウォーキングで、山中に岸壁を背負って鎮座する上宮と、滝の下で奉納される神楽が紹介されています
- 冬は夜神楽:県の紹介ページによると、熊野鳴瀧神社の夜神楽は年ごとの順番で自治公民館が運営しています。観光協会の夜神楽日程表には、令和7年度は2026年1月10日(土)に河内(田原出張所)で、神事18:30〜・舞入れ18:00〜と載っていました
2026年10月14日時点で、観光協会の日程表に載っているのは令和7年度の日程です。今シーズンの日程は、公表され次第ご確認ください。夜神楽全体のことは高千穂町「高千穂の夜神楽」で紹介しています。

知っておきたい豆知識
- 創建の伝えは2通り:町公式サイトによると、寛元3年(1245年)に三田井城主・高千穂政信が建立したと伝えられます。一方、県の紹介ページでは、鎌倉初頭の地頭職・高千穂政綱が熊野権現を勧請した神社とされています
- 神社の名前の表記:町公式サイトと県は「熊野鳴瀧神社」、文化庁の解説は「熊野鳴滝神社」と書いています
- 河内の町並み:県の紹介ページによると、河内地区は江戸時代に延岡藩の出先役所として番所が置かれ、宿場町として栄えました。昭和2年に建てられた旧田原村役場は、平成26年12月19日に国の登録有形文化財になっています
- 河内神楽:県の紹介ページによると、河内・田原・上野系統の神楽で、舞台を飾る「彫り物(えりもの)」には、今も中央鳥居の横に牛神が特別に祀られています
よくある質問
駐車場はありますか?
町公式サイトでは、駐車場は「無し」とされ、河内バス停から徒歩約5分と案内されています。トイレはあり、入場料はかかりません。
「田原のイチョウ」はどこにありますか?
文化遺産オンラインの解説では、熊野鳴滝神社の鳥居に向かって右側6mの地点です。
夜神楽はいつ見られますか?
令和7年度は2026年1月10日(土)でした。今シーズンの日程は、観光協会の夜神楽日程表と高千穂町のページで公表され次第ご確認ください。
こんな人におすすめ
- 国指定の大イチョウを間近で見てみたい方
- 悪縁を断って気持ちを切り替えたい方、新しいことを始める前に参拝したい方
- 牛馬の守り神として信仰された山の上宮や、河内の歴史に関心がある方
- 夜神楽や歴史ウォーキングで、河内の暮らしに触れたい方
基本情報
| 名称 | 熊野鳴瀧神社(くまのなるたきじんじゃ) |
|---|---|
| 所在地 | 宮崎県西臼杵郡高千穂町河内32-2 |
| 御祭神 | 伊弉冊命・鵜葺草葺不合命・事解男命・速玉男命・玉依姫命・豊玉姫命・彦火火出見命・吾平津姫命・神日本磐余彦命・菅原道真公 |
| 御利益 | 子孫繁栄、家内安全 |
| 文化財 | 田原のイチョウ(国指定天然記念物・昭和26年指定) |
| 駐車場 | なし(河内バス停から徒歩約5分) |
| トイレ・入場料 | トイレあり/入場料なし |
| 夜神楽 | 令和7年度は2026年1月10日(土)・河内(田原出張所) |
| 問い合わせ | 高千穂町企画観光課 0982-73-1212/高千穂町観光協会 0982-73-1213 |
※2026年10月14日時点の高千穂町公式サイト・宮崎県「みやざきの文化財情報」・文化遺産オンライン(田原のイチョウ)・高千穂町観光協会のイベント情報の記載をもとにしています。内容は変わることがあるため、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。
アクセス
- バス:河内バス停から徒歩約5分(町公式サイト)
- 車:駐車場はないと案内されています。お出かけ前に、高千穂町観光協会(0982-73-1213)へ問い合わせると安心です
場所は、町公式サイトの案内地図(Googleマイマップ)に載る位置を、下の地図に示しています。
地図
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まとめ
熊野鳴瀧神社は、国指定天然記念物「田原のイチョウ」が鳥居の脇に立つ、旧河内村の総鎮守です。悪縁切りの神様とも言われ、山の上の上宮は牛馬の守り神として信仰されてきました。11月7日の歴史ウォーキングや冬の夜神楽とあわせて、河内の歴史と暮らしに触れてみてくださいね♪


