宮崎県美郷町の歴史と伝説をたどる「歴史を巡るコース」のご紹介です♪ 美郷町観光協会のモデルコースでは、神門神社を起点に、西の正倉院・百済の館、田代神社、宇納間地蔵尊の4か所を回る、所要時間約3時間30分のプランが紹介されています。
この記事のポイント
- 神門神社・西の正倉院と百済の館・田代神社・宇納間地蔵尊の4か所を巡る
- 百済王族の伝説が残る南郷から、西郷、北郷へと進む約3時間30分
- 西の正倉院・百済の館は10:00〜16:00、木曜休館で入場券は共通

見どころ・楽しみ方
美郷町観光協会のモデルコースによると、各スポットの見学時間の目安と、スポット間の移動時間は次のとおりです。神門神社から西の正倉院・百済の館までは徒歩約3分で、そのあとは車で移動します。

① 神門神社(見学の目安は20分)
観光協会の公式ページによると、養老2年(718年)の創建と伝わる神社です。百済での戦乱を逃れた王族の禎嘉王(ていかおう)は、日向の金が浜に漂着し、神門を安住の地として、亡くなるまでこの地に住んだとされています。
禎嘉王はこの地でたいへん敬われ、亡くなったあとは神として祀られたと伝わります。百済王伝説を今に伝える由緒ある神社で、毎年1月下旬には「師走祭り」が開かれます。神門神社の記事もご覧ください。
② 西の正倉院・百済の館(見学の目安は60分)
公式ページによると、西の正倉院は、門外不出とされていた正倉院の原図をもとに、樹齢400〜500年の木曽ひのきで忠実に再建された建物です。釘や金具、瓦、柱などの部材や、瓦の葺き方まで再現されています。
館内には、百済王族の遺品といわれる24面の銅鏡があります。奈良・東大寺大仏殿の台座から出土した銅鏡と同一品とされる「唐花六花鏡(とうかろっかきょう)」も展示されています。神門神社が所有する宝物や、師走祭りの紹介もあります。
隣の百済の館は、韓国・扶餘の(元)国立博物館の客舎をモデルにした建物です(公式ページ)。瓦や敷石は韓国から取り寄せられ、極彩色の丹青(タンチョン)は本場韓国の名工によるものです。2館は入場券が共通で、大人510円・高校生410円・小中学生310円です。
③ 田代神社(見学の目安は20分)
美郷町西郷の中心、田代地区にあります。公式ページによると、毎年7月第1土日の「御田祭(おんださい)」で広く知られ、950年以上の歴史を持つ神社です。
創建の伝承では、日陰山に向かって犬の遠ぼえが七日七夜続き、山頂に不思議な光が輝いたため、掘ってみると鋤(すき)の先が出てきたそうです。それをご神体として1032年に創建され、はじめは霧島神社と呼ばれ、明治41年に田代神社と改称されました。隣の伝承館では、毎年3月末〜4月に「お雛様とさげ飾り展」が開かれます。田代神社の記事もどうぞ。
④ 宇納間地蔵尊(見学の目安は60分)
全長寺の仁王門をくぐり、365段の長い石段を登り詰めた鉄城山の山頂に祀られています。公式ページによると、名僧・行基菩薩の手による霊佛ともいわれ、「火伏せ地蔵」と呼ばれています。
毎年、旧暦1月24日を中日とした3日間、「宇納間地蔵大祭」が開かれます。平成28年には参道に新しい案内看板が、翌29年には金と銀の金剛像が設置されました。見学の60分には、石段を登る時間も含まれていると考えておくと安心です。宇納間地蔵尊の記事に詳しくまとめています。
季節ごとの楽しみ方
コースに入っているスポットの、公式ページにある行事です。
- 1月下旬:神門神社の「師走祭り」
- 3月末〜4月:田代神社の隣の伝承館で「お雛様とさげ飾り展」
- 春:百済の館で、毎年「百済の里 春祭り」が開かれます
- 7月第1土日:田代神社の「御田祭」
- 旧暦1月24日が中日の3日間:宇納間地蔵尊の「宇納間地蔵大祭」
知っておきたい豆知識
- 見学時間(20+60+20+60=160分)と移動時間(徒歩3分+車25分+車20分=48分)を足すと208分で、およそ3時間30分です
- 神門神社の近くには、西の正倉院・百済の館・南郷温泉が徒歩圏内にあります
- 神門神社の御朱印帳への記入は、西の正倉院の管理棟で行われています(有料300円)。木曜の定期休館日などは対応していません
- 観光協会は、季節やイベントの時期によって、コースに多少の変更が必要になることがあると案内しています
よくある質問
所要時間はどのくらいですか?
観光協会のモデルコースでは約3時間30分です。見学の合計が160分、移動の合計が48分です。
西の正倉院・百済の館の休館日は?
毎週木曜日です。開館は10:00〜16:00(入館は15:30まで)です。木曜はコースに入れない点に注意してください。
神門神社から西の正倉院・百済の館まではどのくらい?
観光協会のモデルコースでは徒歩約3分です。
宇納間地蔵尊の石段はきつくないですか?
365段の石段を登ります。見学の目安時間は60分で、動きやすい靴で、時間にゆとりをもって訪れるのがおすすめです。
こんな人におすすめ
- 百済王族の伝説や、正倉院の再現建築に興味がある方
- 神社や地蔵尊を、由緒や歴史の面から巡りたい方
- 半日ほどで、美郷町の歴史スポットをまとめて回りたい方
基本情報
| コース名 | 美郷町の歴史を巡るコース(美郷町観光協会のモデルコース) |
|---|---|
| 所要時間 | 約3時間30分(見学20分・60分・20分・60分、移動は徒歩約3分・車約25分・車約20分) |
| 起点 | 神門神社(南郷神門地区) |
| 立ち寄り先 | 神門神社 → 西の正倉院・百済の館 → 田代神社 → 宇納間地蔵尊 |
| 移動手段 | 徒歩と車 |
| 開館時間・休館日 | 西の正倉院・百済の館:10:00〜16:00(入館は15:30まで)・毎週木曜休館 |
| 入場料 | 西の正倉院・百済の館(共通):大人510円・高校生410円・小中学生310円(20名以上の団体は1人100円引き) |
| お問い合わせ | 美郷町観光協会 0982-68-2522 / 西の正倉院管理棟 0982-59-0556 / 美郷町役場 企画情報課 0982-66-3603 |
※2026年10月時点の美郷町観光協会のモデルコースと、各スポットの公式ページの記載をもとにしています。開館時間や料金は変わることがあるため、お出かけ前にご確認ください。
アクセス
- 美郷町役場まで:東九州自動車道の日向ICから国道327号で約40分です(美郷町公式サイト)
- 南郷地区へ:役場本所から南郷支所までは、国道388号を西都方面へ約25分です。南郷支所から西の正倉院・百済の館へは徒歩約5分です
- 宇納間地蔵尊:北郷支所から徒歩約3分です。役場本所から北郷支所までは、国道388号を延岡方面へ約10分です
- コース内の移動:神門神社から西の正倉院・百済の館は徒歩約3分、そのあとは車で約25分・約20分(観光協会のモデルコース)
地図
下の地図は、起点の神門神社の位置です(観光協会の公式ページの地図の位置)。
そのほかのスポットは、次のリンクからGoogleマップで開けます(位置は各公式ページの地図のとおり)。
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まとめ
「歴史を巡るコース」は、百済王族の伝説が残る神門から、正倉院の再現建築、千年近い歴史の田代神社、365段の先の宇納間地蔵尊までをたどる約3時間30分のプランです。木曜は西の正倉院・百済の館が休館なので、曜日を選んで出かけてみてくださいね♪


