諸塚村「宮の元ダム」♪日本で2番目に小さいアーチ式ダム・越流の姿と桜紅葉【見どころ・アクセス】

📖 読了目安: 約6分

宮の元ダム の空撮
アイキャッチ画像: 国土地理院 シームレス空中写真を加工して作成

宮崎県東臼杵郡諸塚村、耳川に流れ込む支流・七ツ山川(ななつやまがわ)に築かれた「宮の元ダム」♪ 堤高わずか18.5メートルという小さなダムですが、その形式はカーブを描いた美しいアーチ式コンクリートダム。諸塚村観光協会によれば日本で2番目に小さく、九州では一番小さなアーチダムという、知る人ぞ知る存在です。

春には桜、秋には紅葉が周囲を彩り、めったに見られない越流(えつりゅう)する姿はまさに絶景。ダムカードももらえる、諸塚村のドライブ立ち寄りスポットです♪

この記事のポイント

  • 日本で2番目・九州で最小のアーチ式ダム。堤高18.5m
  • めったに見られない越流の姿が絶景。春は桜、秋は紅葉
  • ダムカードは「しいたけの館21」で配布。現地の写真を提示
桜色の木々に囲まれた谷の白いダムと放流、案内板を描いた春のイメージイラスト
イメージイラスト(実際の景観とは異なります)

日本で2番目に小さい、九州最小のアーチ式ダム

アーチ式コンクリートダムは、両岸の岩盤に水圧を逃がすようアーチ状にカーブさせた形式で、堅い岩盤と狭い谷が必要なため日本でもそう多くはありません。そのアーチダムの中で、宮の元ダムは日本で2番目に小さく、九州では最も小さいとされています(諸塚村観光協会)。

九州電力の公式資料によると、堤高は18.5メートル、堤頂長87.4メートル、総貯水容量141,000立方メートル。ゲートはスライドゲートが1門だけというシンプルな構成です。

数字だけを見れば「小さなダム」ですが、実際に前に立つと、山あいの谷に架けられた白いアーチが思いのほか凛としていて、写真好きの心をくすぐります。

めったに見られない「越流する姿」が美しい

諸塚村観光協会が「めったに見られないが、越流する姿が美しい」と紹介しているのが、このダムのハイライト。越流とは、貯水量が増えて水が堤体の上を越えて流れ落ちる状態のこと。

アーチのカーブに沿って水がカーテンのように落ちていく光景は、タイミングが合った人だけが出会える特別な景色です。

もちろん越流時は増水しているということでもあります。大雨のあとなどは道路状況にも十分注意し、無理のない範囲で安全に楽しんでくださいね。

春は桜、秋は紅葉。四季が彩る小さなダム

宮の元ダムのもうひとつの魅力が、周囲を彩る四季の風景です。春には桜、秋には紅葉がダム湖まわりを染め、小さなダムと自然が溶け合った、諸塚村らしい穏やかな景色をつくります。

六峰街道のドライブや、塚原ダム・諸塚ダムのダムめぐりと組み合わせるのがおすすめのコースです♪

なお、村の最高峰・黒岳の登山口へ向かう道は、国道503号の「宮の元」バス停付近から山へと入っていきます。宮の元ダムは、まさにその玄関口にあたる場所です。

ダムカードは「しいたけの館21」で配布

宮の元ダムにもダムカードがあり、2017年(平成29年)7月21日から配布されています。

  • 配布場所:諸塚村観光協会が入る「しいたけの館21」(諸塚村家代3068)
  • もらい方:現地のダムを見学したと証明できる写真を提示すれば、希望者に1人1枚
  • 配布時間:8時30分〜17時(九州電力の案内。しいたけの館21自体の営業時間は10:00〜17:00)
  • 定休日:水曜日と年末年始
宮の元ダム の見どころまとめ
宮の元ダム の見どころまとめ(0982ナビ作成)

基本情報

名称宮の元ダム(みやのもとダム)
所在地宮崎県東臼杵郡諸塚村
河川名耳川水系 七ツ山川
ダム型式アーチ式コンクリートダム(日本で2番目・九州で最小のアーチダム)
ゲートスライドゲート×1
堤高18.5メートル
堤頂長87.4メートル
総貯水容量141,000立方メートル
本体着工/完成1958年(昭和33年)着工 / 1961年(昭和36年)完成
管理者九州電力株式会社
見どころ越流する姿(不定期)/春の桜・秋の紅葉
ダムカードしいたけの館21(諸塚村観光協会/0982-65-0178)で配布。配布時間は8:30〜17:00、水曜・年末年始休(九州電力の案内。施設の営業時間は10:00〜17:00)。現地の写真提示で1人1枚
お問い合わせ九州電力 日向水力センター 耳川水力整備グループ 0982-53-6410(平日9:00〜17:30)

※最新情報はもろつかナビ(諸塚村観光協会公式サイト)および九州電力「宮の元ダムカード」ページでご確認ください。

アクセス

  • 所在地:宮崎県東臼杵郡諸塚村(耳川水系・七ツ山川)
  • 車:日向市方面からは国道327号で諸塚村へ。国道503号の「宮の元」バス停付近が目印です
  • 道路状況:諸塚村内は工事や災害による通行規制が入ることがあります。事前に諸塚村観光協会の交通情報をご確認ください
  • ダムカード受取:しいたけの館21(諸塚村家代3068/0982-65-0178)
宮の元ダム の空撮
宮の元ダム 付近の空中写真(出典:国土地理院 シームレス空中写真)

地図

知っておきたい豆知識

一般財団法人日本ダム協会が運営する「ダム便覧」によると、宮の元ダムの目的は発電、型式はアーチで、堤高18.5メートルはアーチダムとしては日本で2番目に低いとも紹介されています。ほかにも、諸元として次のような数字が載っています。

  • 堤体積:4千立方メートル
  • 流域面積:65.8平方キロメートル(直接流域45.7、間接流域20.1)
  • 湛水面積:3ヘクタール
  • 有効貯水容量:62千立方メートル(総貯水容量は141千立方メートル)
  • 本体施工者:梅林建設
  • 位置:左岸の所在地は諸塚村大字七ツ山。北緯32度33分57秒、東経131度16分41秒

同じ諸塚村の諸塚ダムの堤体積は、ダム便覧によると94千立方メートルです。小さなアーチの宮の元ダムと並べると、堤体の大きさの違いがよく分かります。

よくある質問

宮の元ダムにはどのくらい水が貯まるのですか?

ダム便覧によると、有効貯水容量は62千立方メートルです。総貯水容量や湛水面積など、くわしくは上の「知っておきたい豆知識」の節をご覧ください。

何のためのダムですか?

ダム便覧の分類では、目的は発電で、ダム事業者は九州電力です。

ダムの工事を担当したのはどこですか?

ダム便覧には、本体施工者として梅林建設が掲載されています。

こんな人におすすめ

  • 小規模でも美しいアーチ式ダムを見てみたい方
  • 春の桜・秋の紅葉とあわせてダムの景観を楽しみたい方
  • めったに見られない越流の姿に出会えるかもしれないタイミングを狙いたい方
  • 黒岳登山口へ向かう途中に立ち寄りたい方

まとめ

宮の元ダムは、堤高18.5メートル、日本で2番目・九州で最小という小さなアーチ式ダム。派手さはありませんが、山の谷にすっと架かる白いアーチと、春の桜・秋の紅葉、そして運がよければ出会える越流の姿は、確かな存在感があります。

ダムカードを集めながら、諸塚ダム・塚原ダムとあわせて諸塚村のダムめぐりを楽しんでみてくださいね♪

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宮の元ダム の空撮

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