宮崎県日向市美々津にある「立磐神社(たていわじんじゃ)」♪ 神武天皇御東遷御船出の地と伝わる美々津港のほとりに鎮座する、神話ゆかりの古社です。
境内には、神武天皇が腰掛けたと伝わる「お腰掛け岩」や「日本海軍発祥の地」記念碑が残ります。
この記事のポイント
- 神武天皇御船出の地と伝わる美々津港のほとりの古社
- 境内に「お腰掛け岩」と「日本海軍発祥の地」記念碑
- 境内散策は自由。駐車は美々津港岸壁のスペース
景行天皇の時代に創祀と伝わる海上守護の社
神社の由緒によれば、美々津は神武天皇が東征に際して船出した地と伝えられています。航海の安全を祈願して底筒男命・中筒男命・表筒男命の三柱(海上の守護神)を港の埠頭にお祀りしたのが始まりで、第12代景行天皇の時代に創祀されたと伝わります。
天正6年(1578年)の耳川の合戦で戦火にかかりましたが、元和6年・寛文8年・宝永2年など複数回にわたり再興されてきました。
お腰掛け岩と「日本海軍発祥の地」記念碑
境内には、神武天皇が腰を掛けたと伝わる大きな岩「お腰掛け岩」が祀られています。また昭和17年には、元内閣総理大臣で海軍大将の米内光政の揮毫による「日本海軍発祥の地」の記念碑が建立されました。
すぐそばの美々津港・重要伝統的建造物群保存地区の町並みとあわせて、神話と歴史が重なる散策が楽しめます。

基本情報
| 名称 | 立磐神社(たていわじんじゃ) |
|---|---|
| 御祭神 | 底筒男命・中筒男命・表筒男命 |
| 所在地 | 宮崎県日向市美々津3419 |
| 創祀 | 景行天皇の時代と伝わる(社伝) |
| 見どころ | お腰掛け岩/日本海軍発祥の地記念碑 |
| 例大祭 | 11月(日向市観光協会の掲載では、2025年は11月15日に開催。航海の安全・豊漁を祈願する祭り) |
| 参拝 | 境内散策自由 |
| 駐車場 | 美々津港岸壁の駐車スペースを利用 |
| 電話 | 0982-58-1638 |
| トイレ | 多目的トイレがあります(美々津重要伝統的建造物群保存地区内・立縫の里バス停前)(みやざき観光ナビ) |
※最新情報は日向市観光協会公式サイトでご確認ください。
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地図
見どころ・楽しみ方

立磐神社の公式サイトとみやざき観光ナビが紹介する、境内の見どころです。
- 岩そのものが御神体の「御腰掛の岩」:神武天皇が座ったという岩で、玉垣を巡らせ、岩そのものを神武天皇の御神体として崇拝しています。
- 赤い鳥居が納まる御神木の楠:樹齢は三百年とも四百年ともいわれ、市の保存樹に指定されています。赤い鳥居が納められた洞(うろ)は、昔は子どもが入って遊べるほど大きかったものの、楠の成長に合わせて小さくなったと説明されています。
- 社名の由来の「立磐」:本殿の裏にある、柱状節理の岩が「立磐」で、社名のもとになったと紹介されています(みやざき観光ナビ)。
- 日本海軍発祥之地碑のデザイン:波濤をかたどり、前面には古代の兵船をかたどった船形埴輪の模像が置かれています。碑の設計は、八紘基柱の設計者である日名子実三です。
季節ごとの楽しみ方
公式サイトの「祭典」のページに載っている行事です。
- 夏越の大祓(6月30日):知らず知らずに犯した罪や穢れを祓い清める行事で、鳥居に設置される「茅の輪」は宮司自らが制作しています。
- おきよ祭り(旧暦の八朔・旧8月1日):神武天皇の御船出の予定が急に早まり、村人たちが家々の戸を叩いて起こして回った、という言い伝えにちなむ行事です。
- 大祭(11月14日・15日に近い土曜・日曜):年に一度の大祭で、最も荘厳に行われます。明治39年(1906年)につくられた御神輿が毎年お目見えし、今も現役で担がれています。
おきよ祭りの流れは次のとおりです。
- 早朝4時(伝説では午前2時)、美々津小学校の児童が神社に集まってお祓いを受ける
- 笹竹を手に、町内の家々の玄関を「起きよ、起きよ」と叩いて回る
- 笹竹を海に流し、町並みセンターで「つきいれ団子」をいただく
団子は、出発が早まって用意が間に合わなかった村人たちが、もち米と小豆を蒸して混ぜてつき、神武天皇に献上したと伝えられています。
知っておきたい豆知識
- 公式サイトによると、社殿の改修工事は令和元年(2019年)に始まり、令和4年(2022年)9月に完了しました。工事は3年5か月に及びました。
- 本殿は切破風造(2.7坪)、拝殿は入母屋向拝・唐破風造(23坪)です。
よくある質問
御朱印はどこでいただけますか?
立磐神社の公式サイトでは、授与所は日向市美々津町3008番地の橋口氏庭園内にある立磐神社社務所と案内されています(電話0982-58-1638)。日向市観光協会も、御朱印を希望する人は橋口邸庭園へ行くよう案内しています。
JR美々津駅からはどのくらいですか?
公式サイトの「所在」のページでは、JR美々津駅から車で約5分とされています。駅にタクシーはないと明記されています。駐車場は漁協岸壁に停めるよう案内されています。
こんな人におすすめ
- 神武天皇の東遷伝説など、日本神話にまつわる史跡をめぐりたい人に
- 美々津の重要伝統的建造物群保存地区とあわせて町並み散策を楽しみたい人に
- 「日本海軍発祥の地」記念碑など、近代史にも関心がある人に
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開催時期や見頃の目安は、年中行事・イベントカレンダーでも確認できます。
まとめ
立磐神社は、神武天皇の船出伝説と日本海軍発祥の地という二つの歴史が重なる、美々津港のほとりの静かな古社。重伝建の町並み散策とあわせて、日向市の神話ゆかりの地をめぐってみてください♪

