五ヶ瀬町「祇園の大ヒノキ」♪樹齢約700〜800年・八本に枝分かれした「神の手」と呼ばれる巨木【見どころ・アクセス】

📖 読了目安: 約5分

祇園の大ヒノキ(祇園の大ヒノキ)

宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町・大字鞍岡(くらおか)にある「祇園の大ヒノキ」。樹齢は約700〜800年と伝わる巨木で、大きい主幹の途中から八本に枝分かれする特異な形態から、「神の手」とも称されています。

長らく地元の人だけが知る存在でしたが、平成12年の五ヶ瀬町「地域のお宝さがし」をきっかけに、広く知られるようになりました。守護木として植えられたと考えられている、静かな山あいの巨木です♪

この記事のポイント

  • 樹齢は約700〜800年。主幹から八本に枝分かれした巨木
  • その独特な姿から「神の手」とも称される
  • 料金は無料。道幅の狭い山あいの道に注意

主幹の途中から八本に枝分かれ。「神の手」と呼ばれる特異な樹形

祇園の大ヒノキの最大の特徴は、その樹形です。ごかせ観光協会・五ヶ瀬町公式サイトによれば、大きい主幹の途中から八本に枝分かれし、特異な形態をしているのがこの木の特徴。

地面から立ち上がった一本の太い幹が、途中でぐっと開いて八本の枝を天へ伸ばす——その独特な姿から、「神の手」とも称されています。

巨木というと、まっすぐ空へ伸びる杉のような姿を想像しがちですが、祇園の大ヒノキはまったく違います。まるで大地から手のひらが差し出されているかのような、一度見たら忘れられないシルエット。

写真で見るのと実際に見上げるのとでは、迫力がまるで違う木です。

祇園の大ヒノキ
祇園の大ヒノキ(写真提供:宮崎県観光協会)

樹齢約700〜800年。守護木として植えられたと伝わる

樹齢は約700〜800年とされています。単純に逆算すれば、鎌倉時代の頃からこの場所に立ち続けてきた計算になります。

五ヶ瀬町公式サイトによると、この巨木は守護木として植えられたと考えられており、その土地とそこに暮らす人々を守る存在として、長い年月を過ごしてきました。

700年、800年という時間の重みは、なかなか想像が及びません。戦国の世も、明治維新も、この木は同じ場所で見送ってきたことになります。

ふもとの鞍岡地区には、那須大五郎が戦勝祈願で植えたと看板に記される祇園神社のケヤキ(町指定天然記念物。なお祇園神社の案内では、元久2年に奈須大八郎らが植えたとされています)もあり、この一帯は古い木と古い信仰が重なる土地でもあります。

平成12年「地域のお宝さがし」で発見された、町の宝

これほどの巨木でありながら、祇園の大ヒノキが広く知られるようになったのは比較的最近のこと。五ヶ瀬町が平成12年(2000年)に「地域のお宝さがし」で新たな名所を募集したところ、この巨木の存在が知られるようになりました。

つまり、この木は「観光地としてつくられた場所」ではなく、地元の人が日常のなかで守り続けてきたものが、あらためて町の宝として見出されたスポットなのです。

訪れる際は、そのことをどうか心に留めて。私有地・山道が近い場所ですので、静かに、まわりの自然を傷つけないように見学しましょう。

祇園の大ヒノキ の見どころまとめ
祇園の大ヒノキ の見どころまとめ(0982ナビ作成)
祇園の大ヒノキ 周辺(五ヶ瀬町)の空撮
祇園の大ヒノキ 周辺の空中写真。スポットそのものではなく一帯の地形を示しています(出典:国土地理院 シームレス空中写真)

基本情報

名称祇園の大ヒノキ(ぎおんのおおひのき)
所在地宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町大字鞍岡
樹齢約700〜800年
特徴大きい主幹の途中から八本に枝分かれする特異な形態。「神の手」とも称される
由来守護木として植えられたと考えられている
知られたきっかけ平成12年 五ヶ瀬町「地域のお宝さがし」
料金無料
お問い合わせごかせ観光協会 0982-82-1200

※最新情報は五ヶ瀬町公式サイト(ごかせ観光協会)等でご確認ください。

アクセス

  • 所在地:宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町大字鞍岡
  • カーナビ・Googleマップで「祇園の大ヒノキ」と検索してのアクセスがおすすめです。
  • 公共交通機関でのアクセスは限られるため、お車での来訪をおすすめします。
  • 山あいの道を通ります。道幅の狭い区間があるため、運転には十分ご注意ください。歩きやすい靴でお越しになると安心です。

地図

動画で見る

動画:祇園の大ひのき~五ヶ瀬町くららちゃんねる~(五ヶ瀬町くららちゃんねる/YouTube)

知っておきたい豆知識

宮崎県が公開する指定文化財の一覧によると、祇園の大ヒノキのある五ヶ瀬町大字鞍岡には、県指定天然記念物の「白岩山石灰岩峰植物群落」(昭和17年6月23日指定)があります。詳しくは、白岩山の記事でご紹介しています。

同じ一覧で、ヒノキの名が付く国指定天然記念物として載っているのは、椎葉村の「大久保の大ヒノキ」(平成6年3月2日指定)です。巨木めぐりの参考に、大久保のヒノキの記事もあわせてご覧ください。

こんな人におすすめ

  • 巨木・パワースポット巡りが好きな方
  • 観光地化されていない静かな里山の風景を楽しみたい方
  • 祇園神社・古戸野神社など周辺の巨木・古社もあわせて巡りたい方
  • 道幅の狭い山道の運転に慣れている方

まとめ

祇園の大ヒノキは、五ヶ瀬町・鞍岡にたたずむ樹齢約700〜800年の巨木。主幹の途中から八本に枝分かれする特異な樹形から「神の手」とも称され、守護木として植えられたと考えられています。平成12年の町の「地域のお宝さがし」で広く知られるようになった、まさに地域の宝。

近くには祇園神社や古戸野神社など、町指定天然記念物の巨木を擁する古社も点在しています。五ヶ瀬町の巨木めぐりの一本として、静かに見上げてみてくださいね♪

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祇園の大ヒノキ(祇園の大ヒノキ)

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