宮崎県諸塚村に立つ4本の巨木を巡る「巨樹めぐり」♪ 諸塚村公式サイトの「諸塚の歴史・文化〜巨樹〜」では、小原井(おばらい)のトチノキ、諸塚神社のケヤキ、矢村杉、松原のカゴノキの4本が紹介されています。樹齢は200年から600年。村の神社や集落にたたずむ、森の村の長老たちです。
この記事のポイント
- トチノキ・ケヤキ・スギ・カゴノキの4本。樹齢は200〜600年
- 小原井のトチノキは村の天然記念物。トチノキとして全国でも上位の大きさ
- 松原のカゴノキは、カゴノキとして全国で3位の巨木

見どころ・楽しみ方
村公式サイトの数字を、木ごとにまとめます。どの木も神社の境内や集落の中にあるので、静かに見学しましょう。
- 小原井のトチノキ:小原井神社の境内(七ツ山・小原井地区)にあります。推定樹齢400年、幹周り6.7メートル、樹高32メートルです。諸塚村の天然記念物で、1992年に「みやざきの巨樹100選」に選ばれました。全国のトチノキの中でも上位の大きさです
- 諸塚神社のケヤキ:諸塚神社の境内(七ツ山・立岩地区)にあります。推定樹齢500年、幹周り6.35メートル、樹高30メートルで、「みやざきの巨樹100選」(1992年)に選ばれています。昔から御神木として崇められてきた木です
- 矢村杉(やむらすぎ):七ツ山の矢村地区、矢村稲荷神社の境内にあります。推定樹齢600年、幹周り6.25メートル、樹高36メートルの、3本のオオスギの群れです。木の途中から枝が分かれ、天を刺すように広がっています
- 松原のカゴノキ:家代の南川地区・松原集落の中にあります。樹齢は200年とされ、幹周り4.05メートル、樹高12メートルです。カゴノキとしては全国で3位の巨木と紹介されています
どの木も、スケールの大きさを近くで感じられるのが魅力です。写真を撮るときは、根元を踏み固めないよう気をつけましょう。
季節ごとの楽しみ方
- 5月ごろ:トチノキが、紅色のさした白い花を咲かせます(村公式サイト)
- 秋:トチノキに、クリによく似た大きな実がなります。村公式サイトによると、栗を丸くしたような実で、生では渋くて食べられません
- 通年:カゴノキは常緑の木で、1年を通して緑の姿を見られます。ケヤキは落葉広葉樹です(村公式サイト)
知っておきたい豆知識
- トチノキの実は食べられる:村公式サイトによると、デンプンが多く含まれ、1か月ほど水につけてアクを抜き、皮をとって灰汁で煮たあと、栃餅や栃粥にして食べます
- 木地師の里:小原井地区には、戦前まで、「小原井御器(ごき)」とよばれる盆や椀を作る木地師がいたそうです。トチノキは、昔はくりものなどにも使われていました
- ケヤキは御神木:ケヤキは、天に突き出すような円錐形の樹形が特徴で、昔から御神木として崇められ、寺社の境内などに植えられてきました。諸塚神社の境内には、スギ、モミ、カヤ、オガタマノキなどの巨木もあり、古くからの鎮守の森になっています(村公式サイト)
- カゴノキの名の由来:樹皮が白い鹿の子模様になることから「鹿子の木」と呼ばれます。群生せず点在し、自生しているものは珍しいため、「なんじゃもんじゃの木」と呼ぶ地方もあるようです(村公式サイト)
- 「みやざきの巨樹100選」:小原井のトチノキと諸塚神社のケヤキは、1992年に指定されたと紹介されています
よくある質問
4本は1日で回れますか?
それぞれ離れた地区にあるため、村公式サイトには所要時間の記載がありません。道は山あいの細い道が多いので、時間に余裕を持って、地区ごとに回ることをおすすめします。
入場料や見学の受付はありますか?
村公式サイトには、料金や受付についての記載は見当たりませんでした。いずれも神社の境内や集落の中にあるので、お参りや暮らしの邪魔にならないよう、静かに見学してください。
場所が分からないときは?
村公式サイトでは、地区名と神社名までの案内です。行き方は、諸塚村観光協会(0982-65-0178)または教育委員会(0982-65-0072)に問い合わせると安心です。
諸塚神社はどんな神社ですか?
村の中でも古い神社です。社殿や歴史は、諸塚村「諸塚神社(現社殿)」で紹介しています。
こんな人におすすめ
- 巨木や天然記念物が好きな方
- 神社の鎮守の森や、山里の暮らしの歴史に関心がある方
- 静かな山あいのドライブで、立ち寄り先を探している方
基本情報
| 小原井のトチノキ | 諸塚村大字七ツ山 小原井地区・小原井神社境内/推定樹齢400年/幹周り6.7m/樹高32m/村天然記念物・みやざきの巨樹100選(1992年) |
|---|---|
| 諸塚神社のケヤキ | 諸塚村大字七ツ山 立岩地区・諸塚神社境内/推定樹齢500年/幹周り6.35m/樹高30m/みやざきの巨樹100選(1992年) |
| 矢村杉 | 諸塚村大字七ツ山 矢村地区・矢村稲荷神社境内/推定樹齢600年/幹周り6.25m/樹高36m/3本のオオスギ群 |
| 松原のカゴノキ | 諸塚村大字家代 南川地区・松原集落内/樹齢200年/幹周り4.05m/樹高12m/カゴノキとして全国3位 |
| 問い合わせ | 諸塚村教育委員会 きょういく課 0982-65-0072/諸塚村観光協会 0982-65-0178 |
※2026年10月時点の諸塚村公式サイト「諸塚の歴史・文化〜巨樹〜」(2025年5月更新)をもとにしています。村公式サイトの表記(「矢村稲荷神社」と「矢村神社」)が分かれている箇所は、所在地の欄の表記に合わせています。
アクセス
- 車:諸塚村の中心部へは、日向市・美々津から約60分、延岡市から約70分、五ヶ瀬町から約60分です(もろつかナビ「交通アクセス」)
- 道の様子:4本はいずれも山あいの地区にあります。細い道や離合しにくい道が多いため、運転に気をつけてください
- 通行止めに注意:交通アクセスには、2026年4月現在、国道327号の椎葉村〜諸塚村間が通行止めで一部迂回が必要との案内があります。日向市側からの国道327号は通行できます(交通情報、2026年5月更新)
地図
地図は、4本のうち諸塚神社(ケヤキ)の検索結果です。ほかの3本は地区名までの案内なので、出かける前に観光協会などで場所を確認してください。
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まとめ
諸塚村の4本の巨樹は、トチノキ・ケヤキ・スギ・カゴノキと、顔ぶれもさまざま。神社や集落を訪ねながら、森とともに歩んできた村の歴史を感じてみてくださいね♪


